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空海=弘法大使=五筆和尚の伝説

  公開日:2018/03/19
最終更新日:2018/06/08

※この記事は約4分で読めます。

こんにちは、四谷学院の土田です。
「三筆」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

思い出して!日本史で習ったハズ。

日本の優れた書家を挙げるとき、登場するのが「三筆(さんぴつ)」という尊称です。

三筆は誰?

平安時代のこの三人を「三筆」と呼びます。

嵯峨天皇(さがてんのう)
空海(くうかい)
橘逸勢(たちばなの はやなり)

さて、この中で一番有名なのは「空海」さんではないでしょうか?
真言宗を開いた弘法大師のことです。
「弘法も筆のあやまり」でも有名ですよね。

上手な人もまちがうことがある、ということわざになるほどの、すばらしい字を書かれた方なのですね。

五筆の伝説

さて、「弘法大師」のほかにも、空海さんは「五筆和尚」という呼ばれ方もします。
「ごひつおしょう」「ごひつわじょう」と読みますが、これは空海さんのある伝説に由来します。

古今著聞集より
「弘法大師は筆を口にくはへ、左右の手に持ち、左右の足にはさみて、真草の字を書かれたり、さて五筆和尚と申しけるとかや。」

大意:
弘法大師は、筆を口に1本くわえ、左右の手に1本ずつもち、左右の足にも1本ずつはさんで、合計5本の筆でそれぞれ自在に操り、字をお書きになったので、「五筆和尚」と呼ばれるようになったらしい。

なんだか、空海さん、すごいですね。
思う以上に超人なのでは!!
調べるほどに色々な逸話が出てきますよ。

追記
「五つの書体に巧みであったから」あるいは「御筆→五筆となった」など、色々ないわれがあるようですね。

ちょうど、映画「空海~KU-KAI」が公開されていますね。
知っているようで知らない空海の若き日が描かれているようです。

弘法大師も筆は選んだ方がいい

「弘法は筆を選ばず」とも言いますが、当然ながら、よい筆で書くとよい字が書けます。

あなたはどれを選ぶ?きれいな字が書ける筆ペンの選び方

四谷学院で「筆ペン字講座」をつくるときには、全部で20種類以上の筆ペンを監修の岡田先生に書き比べていただきました。
そして、初心者にも使いやすい筆ペンを選んで、バインダーといっしょにプレゼントしています。

ちなみに、、DVD撮影では、呉竹さんの出している「万年毛筆 夢銀河」を使わせていただきました。
私もお借りして、ちょこっと書かせていただいたのですが・・・すばらしい書き味です。!
ちょっぴりお高いので、少し練習が進んでから購入を検討すると良いと思います。
「うまくなったらこれを使いたい!」
という上達の楽しみができますね。

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