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こんにちは、四谷学院の後藤です。

「硬筆書写技能検定」をご存知ですか?
「ペン字に関する検定」といえば、この硬筆書写技能検定なんです!

この記事では、「硬筆検定って何?」という方にもわかりやすく、検定について解説していきます。

硬筆検定とは

硬筆検定は文部科学省後援の検定試験で、正式名称を「硬筆書写技能検定」といいます。日本で唯一の硬筆の書写技能検定試験です。
学歴、年齢、性別などに制限はなく、どなたでも受験することができます。

設定級は、6級から1級までです。※併願は不可

実は・・・
四谷学院のボールペン字講座や筆ペン字講座、そして、子ども漢字書き方通信講座を監修・執筆いただいている岡田崇花先生は、硬筆検定の審査員もされています。

四谷学院ペン字講座
四谷学院通信講座 ボールペン字講座

合格による特典

硬筆検定に合格することで、さまざまな特典を受けることができます。

特典.1
大学、短大、高校、各種・専修学校で入試優遇・評価
 
特典.2
大学、短大、高校、各種・専修学校で書道の増加単位に認定
 
特典.3
資格取得で指導者となることができ、ペン字教室、書道塾が開ける

硬筆検定は、文部科学省後援の検定試験。公的性があり、履歴書に書ける資格です。
通信講座で硬筆の実践力を学びつつ、資格にチャレンジをしてみてはいかがでしょうか?

硬筆書写技能試験はいつ実施?

年3回、実施されています。(6月.11月.1月)
試験日のおよそ3ヶ月前から、出願が始まります。

(例 令和6年11月試験の場合)
申込期間:令和6年9月1日 ~ 10月11日
試験日:令和6年11月10日(日)

硬筆書写技能試験はどこで実施?

試験会場は、全国の高校や大学、地域の学習センターなどが指定され、各都道府県に1ヶ所から数箇所が設定されています。

試験会場一覧はホームページからご確認いただけます。

▼日本書写技能検定協会 ホームページ「試験会場一覧」
https://www.nihon-shosha.or.jp/venue.html

検定料は?

検定料は、受検する級によって異なります。受験申請時に振込みます。

級位検定料
6級1,200円
5級1,500円
4級1,700円
3級3,000円
準2級3,500円
2級4,000円
準1級6,000円
1級7,500円

個人での申込方法は?

個人申し込みの場合は、3つの方法から選ぶことができます。

  • インターネットから申し込む
  • 受験願書を請求し郵送で申し込む
  • 協会へ持参する

硬筆検定の対策方法は?

試験対策用に「硬筆書写技能検定の手びきと問題集」などを書店で購入することができ、一般の「ペン字講座」を受講することでの対策も十分に可能です。

たとえば、通信講座であれば自宅でも対策できます。気軽にチャレンジしてみましょう。

目標とする級は?

令和3年度の受験者数の合計は約5万人!非常に人気の高い硬筆検定です。
いわゆる「ペン字」である硬筆書写部門では、3級の受験者がもっとも多く半数近くが3級を受験しています。
内容的にも、合格率(70%程度)も、まずは目標とするとよいでしょう。

※3級の試験では楷書のほか、簡単な行書も出題されます。さわりだけでよいので、行書を対策できるテキストを準備しておきましょう。

ペン字講座で、あこがれの行書を身につける!

準2級について

「準2級」は、平成30年度より新設されました。3級と2級の間に位置づけられる級位です。

試験のねらい
「硬筆書写のやや専門的な技術及び知識をもって書くことができる。」

検定時間も同じ90分、ほぼ2級に準じた扱いとなっています。

「理論」において、2級試験で課される「旧字体や書写体を常用漢字に直す(各5字)」が、準2級にはありません。
内容も全般的に易しくなり、合格点もやや低めに設定されています。

準1級と同じく、『準』の級位のテキストは販売されていませんので、基本的には2級に準じた対策を行うとよいでしょう。

準2級の合格点
実技 445点以上/600点満点中(2級より30点低い)
理論 285点以上/400点満点中(2級より10点低い)

四谷学院ボールペン字講座の合格体験記



四谷学院では、お子様向けのペン字講座、ボールペン字講座、筆ペン字講座の3つの講座をご準備しております。
小学生、就職を控えた学生、主婦、社会人の方などなど、幅広い年齢層の方が受講中です。
これらの講座の受講中に硬筆検定に合格された方の声をご紹介しましょう!

合格体験談
(硬筆検定2級合格 Iさん)
私の場合、3級は書籍での独学で受験しましたが、非常に手応えがなく不安に。それでもなんとか合格できて、いよいよ2級を目指しました。
母も2級を持っているので、アドバイスをもらいながら過去問題でどのような出題があるかをホームページで確認し、「理論」分野の対策として、部首と筆順は「字典」を使って学びました。
一方「実技」分野の対策としては、前回、独学で非常に不安が大きかったので、四谷学院ボールペン字講座で基本を学び直しました。行書の基本となる楷書をきちんと練習でき、またテキストには行書の練習ページもあったのでとても助かりました。
ちなみに2級の場合は、行書・草書(読み)も出題されますので「字典」は必携かと思います。
合格体験談
(硬筆検定3級合格 Kさん)
自分の字が嫌いで、どうにかしたいと四谷学院のボールペン字通信講座を受講中に硬筆検定の存在を知り、具体的な目標にすることにしました。
ペン字講座を受講中だったので、そちらが基本となりましたが、ほかに「硬筆書写技能検定の手びきと問題集」を購入し、いわゆる試験対策のお勉強に役立てました。
時期が冬だったのと、会場が駅から遠かったので、当日は手が固まってしまいましたが、カイロを握り締めてなんとか合格できました。
3級に合格できたことで、コンプレックスだったはずの自分の字に自信が持てたので、次は筆ペンにも挑戦しようと思っています。


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詳しくは、ホームページをご覧ください。