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こんにちは、四谷学院の後藤です。

きれいな字を手に入れたいと思った時、さまざまなペン字教材、教室、講座がありますよね。いざ申し込もうとする時、必ずチェックするのは「受講料」ではないでしょうか?

通信講座って書道教室よりも安いの?
受講料はほぼ同じだけど、添削課題の回数が違うみたい?
添削指導ってどこも同じなんじゃないの?

こんな風な疑問を感じていらっしゃるかたも多いと思います。
この記事では、気になる「ペン字の通信講座の受講料」についてまとめてみました。

通学講座・スクールの受講料は?

まずは、通学講座やスクール、書道教室の受講料を見てみましょう。

受講料は月謝制のところが多いようです。
入会金(入会手数料)などを別途請求されることもあります。大体1か月分の月謝くらいが目安です。

教室に通う回数、1回あたりの指導時間・指導内容などによって、かなり金額に開きがあります。また、大人向けか、子ども向けかでも価格が変わります。
ご自身の目的に合わせて、教室・スクールやコースを選びましょう。

書道(筆や墨を使うもの)については、ペン字・硬筆指導よりもやや金額が高くなっています。

□くもん書写の場合
入会金:3,500円
月 謝:4,840円(小学6年生以下3,630円)

□東京書芸学園の場合
入会金:3,300円
月 謝:11,220円

□書道団体に属している書道教室の場合
入会金:(1ヶ月の月謝程度)
月 謝:4,000円前後
※暖房費や教材費が別途必要な場合があります。

□チケット制など月謝制以外の場合
単発クラス:1回5,000円程度
短期クラス:3回15,000円程度

無料体験・見学でチェックすべきこと

多くの書道教室やカルチャースクール等では、無料体験レッスンを実施しています。
教室の雰囲気や学べる内容を確認するためにはとてもよい機会ですね。
通学講座・スクールの場合、パンフレットや詳しいホームページがないところもあるので、実際に教室に行って、ご自身の目で確かめる必要があるんです。

無料体験レッスンや見学会でぜひ見ていただきたいのはこんなことです。

・お手本の先生の字が自分の好みと合っているか?
・どんな指導方針か?
・どんな生徒さんたちが通っているか?
・立地はどうか?

実は、レッスンではなくてお茶飲み会だった、とか、ペン字はほとんどしていなくて書道展を目指す本格的な教室だったとか、行ってみないとわからないこともあるかもしれません。
正式に申し込む前には、ぜひ見学だけでもしてみましょう。

私が見学した教室は、10-15分程度しか見ることができませんでした(これで十分かもしれませんが)。
また、体験レッスンは有料(実費負担)でした。見学にも事前申込みが必要な場合もありますので、先に問い合わせておくと安心です。

通学よりも通信講座の方が受講料は安い

ペン字を学ぶというと、「通信講座で学ぶ」というイメージが強いと思います。
空いた時間にできる、気軽に取り組める、そしてコスト面からも負担が小さいことから、忙しい方の味方となってくれます。

通信講座の場合は、多くの場合、月謝制ではありません。
申込み時に、受講料を支払って一定の受講期間をサポートしてもらう、という形式がほとんどです。

受講料の平均

受講料の平均は、30,000円から35,000円程度です。
通学講座・スクールも開講している場合、入会金が必要な場合もあります。以下、一例です。

□ユーキャン(実用ボールペン字)
29,700円(指導サポート期間は8ヶ月)

□日ペンの美子ちゃん(がくぶん)
29,800円(受講期間は12ヶ月)

四谷学院通信講座
29,000円(受講サポート期間は12ヶ月)

□ヒューマンアカデミー
29,000円(受講サポート期間は6ヶ月)

1ヶ月あたりの受講料

通信講座によっては月々の支払い金額が記載されていますが、実際の指導サポートから1ヶ月あたりの受講料を単純計算してみます。
たとえば、サポート期間が半年(6ヶ月)だったら、受講料を6で割って月謝換算してみます。
(実際には分割手数料が加算されます。)

□ユーキャン
月々 1,980円x 15回 と記載がありますが、実際の指導サポート期間は8ヶ月ということなので
29,700円÷8= 約3,712円です。

□日ペンの美子ちゃん(がくぶん)
月々1,900円x 17回 と記載がありますが、実際の指導サポート期間は12ヶ月ということなので
29,800円÷12= 約2,483円です。

四谷学院
指導サポート期間は12ヶ月なので
29,000円÷12= 約2,416円です。

□ヒューマンアカデミー
受講サポート期間は6ヶ月なので
29,000円÷6= 約4,833円です。

計算をしてみると、通学講座・書道教室などの半額程度で、通信講座は学ぶことができます。
通信講座は、低コストで学べるお勧めの学習方法です。

添削課題1回あたりの受講料

通信講座が書籍を使った独学と大きく異なる点は、「添削指導を受けられる」という点でしょう。

いくらサポート期間が長くても、指導回数が少なければ書籍・テキストを使っての独学と変わりません。

そこで、実質的な指導=添削回数から1回あたりの指導料を単純計算してみます。
たとえば、添削課題が10回だったら、受講料を10で割って1回当たりの指導料として換算してみます。

□ユーキャン
添削課題数:6回
1回あたり4,950円

□日ペンの美子ちゃん(がくぶん)
添削課題数:12回
1回あたり2,483円程度

四谷学院
添削課題数:18回
1回あたり1,611円程度

□ヒューマンアカデミー
添削課題数:12回
1回あたり2,416円程度

まとめ:最もコスパがよく添削指導がたくさん受けられるのは「四谷学院」

ペン字の通信講座の場合、おおよそ3万円程度の受講料で半年から1年間のサポートを受けることができます。添削回数は、少ないところで6回、多いところで18回です。

受講サポート期間は1年間、添削指導回数は最大の18回と、「四谷学院」がもっとも充実しています。

↑動画付の教材。テキストのデザインもかわいらしく、幅広年齢層が受講している。

通信講座の最大のメリットは個別指導の「添削指導」ですから、四谷学院のボールペン字講座は最もコスパがよい通信講座といえるでしょう。

ちょっと待って!添削指導の「質」もチェック

私、後藤は、いくつもの通信講座の受講経験があります。ペン字講座マニアといってもよいでしょう。
ペン字から筆ペン字、実用ペン字や作品作りまで、さまざまな通信講座のチャレンジしました。

その中で、声を大にして伝えたいことがあります。それは・・・
「添削指導がていねいだと、すっごくやる気が出る」
ということです。

添削課題を出すと、それが戻ってくるまですごーっくソワソワします。
正直、こんなに緊張すると思いませんでした。数をこなすうちにだんだん慣れてはきましたが、添削課題が戻ってくると
「わ!戻ってきた、今回はどうだったかな?」
と、ものすごくドキドキします。
中には、赤丸がいくつかついているだけで、ほとんど添削がされていないという通信講座もありました。

本当にがっかりしました。

逆に、これでもか!というくらい赤丸、癖字の指摘、気をつけるところの指導、励ましのコメントがあると、
「もっと上達したい!」
と強く感じました。

「この”を”はすばらしい」なんて言われると、すっかりその気になって、ちょっと停滞していたやる気がまた湧き出てくるんです。
だから・・・
通信講座を選ぶときには、添削課題の数が多く、質の高い講座を選ぶのが上達への近道です!!

また、細かいことですが、ちょっとした感想が書けたり質問が書ける欄がついていると、とても楽しいです。
先生からの一言も、何気にうれしいです・・・!

おまけ:ペン字講座マニアが語る、通信講座のチェックポイント

通信講座の受講料・学費はそれほど大きな差はありません。
「受講期間」「添削指導の回数」には違いがあります。
実質的に受講料が安いところと、高いところでは倍近くの差があります。

受講料という観点からこの記事では語ってきましたが、まとめるとこんな感じです。

・受講サポート期間
 長い方がいいです。延長もできると、なお安心です。

・添削回数
 多い方が絶対にいいです。指導を受けるほどに上達します。

・添削指導の質
 赤字がたくさんの方が絶対にいいです。
 ほめてもらえるとやる気が出るし、質問しやすいので、コメント欄はあったほうがいいです。

あなたが受講するべき講座を選び、美しい文字を目指してがんばってくださいね!

ペン字講座マニアのお勧め講座はこちらです。

四谷学院通信講座 55段階ボールペン字講座