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こんにちは、四谷学院の後藤です。
アメリカ大統領夫人メラニアさんの、小学校の書道の授業見学の様子がニュースになりました。
安部首相夫人とともに筆で「平和」と書いていました。

朝日新聞デジタル メラニア・昭恵両夫人が学校で習字 2人で「平和」書く(2017年11月6日)

ここで気になったのが、各新聞社の記事の違いです。

「書道の授業」
「習字の授業」
「書道体験」
「すばらしい習字の体験ができた」

異なる言葉で解説されています。

英語版を見ると・・・「In the calligraphy class」とあります。
calligraphyは、書道・書法・運筆法などの意味があるので、「習字」「書道」どちらで訳してもよさそうですね。

「きれいな字」は日本独自の文化

日本では、きれいな字は大人の教養とされます。
しかし、この日本人の「きれいな字へのこだわり」にアメリカ人は驚くという話があります。

「字が下手なのがコンプレックスで・・・」と言う日本人に対して、
「字は、個性でしょ?」「読めればいいじゃない!」というのがアメリカ人の発想とのこと。
その一方で、「きれいに字を書く」と言うことに対して、高く評価するアメリカ人の方もいます。

今回、メラニア夫人は「よい経験だった」と話したのは、まさにこのこと。
アメリカの学校には「心を落ち着かせて、きれいな字を書く」という時間はありません。
心を落ち着ける時間をもつことで、大きなメリットを感じたのではないでしょうか?

字を書いていると、緊張するのに心が落ち着く

私が字を書くとき、どちらかと言えばと「緊張状態」です。
それなのに、こころは静かなんですよね・・・ここが不思議なところです。
じっくりと字を書いていると・・・

(1)姿勢をただして紙に向かう
 ↓
(2)緊張する
 ↓
(3)手元とお手本に、集中する
 ↓
(4)ほかのことを考えなくなる

こういう心理状態になってくるので、つまるところ「落ち着く」のですね。
忙しい毎日ですが、ほんの少し「落ち着く時間」を持ってみませんか?

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