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こんにちは、四谷学院の土田です。

先日、こんな記事をネットニュースを読みました。
「字が汚いことを恥じるのは、日本人特有の文化だ」

最近では、スマホやパソコンの普及で「字がヘタでもかまわない」という考えがありますね。
その一方で、テレビ番組で取り上げられたのをきっかけに、「美文字ブーム」も起きていてカルチャースクールではペン字講座が大人気なんです。
通信学習でのペン字・筆ペンも人気が高まっています。「美しい字」に強い憧れは根強い!

そこで、今回は「字が汚くても、本当にデメリットはないのか?」について考えてみます。

字が汚い人の言い訳ベスト3!

「字が汚いのがコンプレックスなんです・・・」という方、いらっしゃいますよね?
でも、
「字が汚くてもいいじゃない!」という方もいらっしゃいます。

字が汚い人の開き直りとも思える、こんな理由で、言い訳しています。

「字は読めればいい!」

「パソコン・スマホで書くから大丈夫!」

「字は個性。汚い字もまたよし!?」

いかがでしょうか?
ちょっとびっくりするような理由もありますが・・・

「子どもが字をていねいに書けない」
とお悩みの保護者の方も、同じような「反論」をお子さんからされるのかもしれませんね。

日本に根付いている書道文化

日本には「書道」という文化があります。
うつくしく、正しい文字を書くという「道」。文字には、そのひとの心や人生が表れると考えたわけです。
「人としての生き方・姿勢」にまで波及するものとして、多くの人が美しい文字に憧れを抱いてきました。

コンプレックスを感じてしまうのは、このような文化背景があります。

  「字が汚い」
    ↓
  「人としてどうなの?」
    ↓
  「コンプレックになる」

「実は私書道八段なんです」という女優さんが「すごい!」と脚光を浴びたり、「実は字がコンプレックスなんです」と告白したタレントさんがファンの共感を得たり。
ギャップを感じるのは、「字がきれいなのは○○なヒトだ」というお約束があるからです。

字がきれいな人はどんなヒト?

女優の芦田愛菜さん、とってもきれいな字を書かれています。共演した俳優さんやタレントの方も口をそろえて「きれいな字」とおっしゃっていました。

「字がキレイ」と聞いて、みなさんはどう感じたでしょうか?

「やっぱり!」と思いましたか?
それとも
「意外!」と思いましたか?

テレビでは、多くの方が「やっぱり」「そうだと思った」という感想でした。
理由としては・・・

「頭がいいから」
「本が好きだから」
「きちんとしてそうだから」

有名中学校に合格されたという報道もあり、「頭がいい」という印象に結びついたようですね。

「きれいな字」にはよい印象を持つ方がほとんどです。
逆に「汚い字」であれば、まったく逆の印象を持つことでしょう。

「頭が悪そう」「本とか読まなそう」「だらしなさそう」・・・
なんだか残念な印象ですね。

字がキレイだと得をする

字がきれいだと得をすることばかりです。

学生であれば、先生や父兄に「きちんとしている」という印象をもられますよね。
それに、漢字テストで不要な×をもらわなくて済みます。これはどういうことかと言うと、字が汚いと本人は正しく書いているつもりでも、まちがった字に見えるということがあるんです。これは本当にソンです。

社会人になれば、「きちんとしている」という印象はさらに大事になってきます。
「この人に仕事を任せれば大丈夫」
と思われる1つの要因になります。

パパ・ママであれば、子どもの名前1つ書くにも、きれいな字であれば堂々と書くことができます。子育て中は意外と手書きが多いので、そのたびに「はぁ~」とため息をつくこともなくなります。

さらに、海外のお友達にサラサラ~と筆ペンで書いてあげれば、「ワンダホー!」と喜んでもらえます。
日本語を知らない方は、ただ漢字が書いてあるだけでもとても喜んでくれて、家に飾ってくれることもあるんです。
でもそれが、「拙い字」だったらちょっぴり恥ずかしいというか、申し訳ない気持ちになってしまいませんか?
せっかくだから、それなりにカッコイイ字を書きたいと、思うはず。

少しの練習でも見違えるほど「見映え」がするようになります。
ぜひきれいな字を身につけてたくさん得をしてくださいね。

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