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こんにちは、四谷学院の石田です。

この記事ではマイクロプラスチックの問題について解説します。

マイクロプラスチックとは?

「海洋ごみ」と言われると、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
海藻?手紙の入ったガラス瓶?海水浴場から流された浮き輪?

・・・色々なものがゴミとして海には流れてきますが、そのうち、なんと約70%がプラスチックです。

そして、プラスチックのうち、大きさが5mm以下の小さいサイズのものを「マイクロプラスチック」といいます。

小さなプラスチックごみの出どころには色々がありますが、主に以下の2つの理由があります。

(1)マイクロビーズ使用商品のゴミ
もともと化粧品や洗顔料などマイクロプラスチック(マイクロビーズ)を含む商品が、下水を通じて海に流れ込み、ゴミになっている場合
(2)プラスチックゴミの劣化
大きなプラスチックのごみが紫外線を受けて劣化し、細かく壊れてマイクロプラスチックゴミになっている場合。

最初から小さいプラスティックも、途中で小さくなったプラスティックも、どちらも同じく「マイクロプラスチック」として扱われます。

マイクロプラスチックの問題点

そもそも、プラスチックゴミは海の生物が誤飲してしまうなどといった生態系への悪影響が指摘されてきました。
普通に考えても、ごみが海に流れていったらマズイ!と感じますよね。

さらに・・・
マイクロプラスティックには以下のような問題点が指摘されています。

★プラスチックに残留する添加物は、マイクロプラスチックになっても残る
★マイクロプラスチックの表面に有害な化学物質が吸着しやすい

このようなことがわかってきました。
マイクロプラスティックは、海の生物にとって毒になってしまうのです。

プラスティックの3R

マイクロプラスチック(プラスチックビーズ)を含む商品の使用を止めたり、3Rを徹底してプラスチックごみを減らす私たちの努力が必要です。
3Rとは、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)のことを言います。3つとも頭文字が「R」なので、3R(スリーアール)と呼んでいます。

リデュース

Reduceとは、日本語で「減らす」という意味です。そもそも、プラスチック製品を作らないということです。
例えば、プラスチックのストローは紙ストローに変えることが挙げられています。
3Rの中でも最も優先されるべきことです。

リユース

Reuseとは、日本語で「再利用」という意味です。プラスチックはとても使い勝手がいいものです。プラスチックでないと困るものもあるでしょう。
1回の使い捨てにはせず、何度も繰り返し使うことをで、プラスチックゴミを減らすことが挙げられます。
おもちゃや家具などは、欲しい人にあげるのも立派なリユース!

リサイクル

Recycleは、一番耳なじみがあるかもしれませんね。使い終わったものをもう一度資源に戻して使うことを言います。
「混ぜればごみ 分ければ資源」
という標語を聞いたこともあるかもしれませんね。

プラスチックは再資源化が可能です。

こちらの記事も参考になさってください。

海洋プラスチックごみ問題を動画で学ぶ

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