こんにちは、四谷学院の林田です。
最近「池の水を抜く大作戦」というテレビ番組が人気ですね。
「池の水を抜く」ことは「かいぼり」と呼ばれていますが、初めて耳にする方も多いと思います。
こういった番組の影響を受けて「かいぼり」の認知度がアップしているそうです。
かいぼりとは?
そもそも、池の水を抜いて日干しするのは、ため池の機能を維持・管理のため。
「かいぼり」は昔から行われてきたことなのです。
掻い掘り(かいぼり)、換え掘り(かえぼり)、換え乾し(かえぼし)などの呼び方があるようです。
【参考】掲載終了「テレ東が「池の水ぜんぶ抜く」深いワケ(読売オンライン)」
http://www.yomiuri.co.jp/entame/ichiran/20171019-OYT8T50029.html
【参考】掲載終了テレ東がシリーズで放送、かいぼり認知度上昇(読売オンライン)
http://www.yomiuri.co.jp/eco/20180114-OYT1T50077.html
現在のかいぼり
池の水を抜いてみたところ・・・外来種がたくさんいることがわかったり、自転車や携帯電話などが出てきたり、思った以上にゴミが放置されていたり・・・・
集まってきた周りの住民の方々も「驚き」があるようですね。
とくに、外来種「ミシシッピーアカミミガメ」は、常連さんです。
「また、お前か~~!」
と言いたくなってしまうほどですね。
(参考)環境省 自然環境局 野生生物課 外来生物対策室「外来種問題を考える 注目の外来種 アカミミガメ」
現在では、かいぼりは「自然再生」という意味合いが強くなってきました。
地域のため池をきれいに維持・管理することで、在来種が増えること、そして、地域の住民が自分が住む場所についての「環境意識」が高まることが期待されます。