こんにちは、四谷学院のこども環境管理士、林田です。
四谷学院の受講生から、いろいろな質問をいただきます。
今回はこども環境管理士試験合格のための「学習のコツ」を3つご紹介します。
知識と理解!
試験に合格するためにはある程度の知識が必要なのですが、試験では知識だけではなくて、理解を試す問題も出題されています。
知識を暗記するだけではなくて、現場で使える「知恵」にするためにも、理解の前提となる事項をしっかり確認することが大切なのです。
そこで、前提となる事項をしっかりと確認することをお勧めします。
1.自然とは何か?
ある地域の自然はそこだけのオリジナルであり、全く同じものは世界中どこを探してもないということです。
自然を理解するうえで、これはとても大切なことです。
たとえば、自然の基盤である土壌は、気候の影響を受けるます。
同じ日本でも亜寒帯の北海道の土壌と沖縄の土壌では、色や性質が大きく異なります。
この理解があれば、よその地域にいるめだかなどは放流してはいけない、ということもよくわかります。
地域によって人々の文化が違うように、唯一無二の自然がそこにはあります。
2.自然の基盤は何か?
自然は5つの要素から成り立ちます。
(2)土壌
(3)水
(4)大気
(5)野生の生きもの
特に押さえておきたいことは、野生の生きものは、他の4つの構成要素(太陽光、土壌、水、大気)を土台として生きているということです。
昔からその地域で生息していた生き物を調べることで、今の地域の自然生態系の状態が健全かどうかを、ある程推測することができます。
そして、生物多様性には、①種、②生態系、③遺伝子の3つのレベルの多様性があり、それぞれの保全が必要とされています。
3.多様性とは何か?
多様性を考えるときに、生態系ピラミッドは重要です。
陸上や海など、その場所によって、生態系ピラミッドがそれぞれ成立します。
また、地域によって生息する野生の生き物が異なれば、もちろん生態系ピラミッドの構成者も異なります。
特に昨今では、「多様性」はさまざまな分野でも注目されるキーワードです。
ただ「いろいろある」ではない、含蓄のある言葉ですね。
生物多様性については、環境省が特設ページも作成しています。
ぜひ学習の合間にチェックしてみてくださいね。
▼みんなで学ぶ、守る 生物多様性(環境省)
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
子どもたちに、すばらしい自然を残していきたいと考える、すべての方に。
四谷学院の「こども環境管理士講座」はにじゅうまるプロジェクトの登録講座です。