こんにちは、四谷学院宅建講座の甲斐です。
今回は国土交通省から公表されている令和4年地価公示の概要を確認していきます。
地価公示は宅建試験の統計問題において頻出です!

その他の統計情報については、下記のページをあわせてご参照ください。

統計問題で頻出の「令和4年版土地白書」が公表されています

統計問題で頻出の「令和3年建築着工統計」が公表されています

統計問題で頻出の「年次別法人企業統計調査(令和2年度)」が公表されています

令和4年地価公示のポイント

宅建試験においては、地価公示で公表されている地価変動率からの出題が多いです。
令和4年地価公示の地価変動率は「令和3年1月以降の1年間の地価変動率」のことを指します。

令和4年地価公示のポイントは、以下の3つです。
新型コロナウイルスの影響が緩和傾向にあり、全体的に上昇しているのがポイントです。

令和4年地価公示における地価変動率の概要

地価公示においては、全国平均三大都市圏地方圏の3つに分類した上で、それぞれについて全用途平均住宅地商業地工業地の地価変動率を公表しています。

令和3年度の宅建試験では、全国平均の住宅地・商業地・工業地が出題されています

【令和3年度10月 問48 肢3】
令和3年地価公示(令和3年3月公表)によれば、令和2年1月以降の1年間の地価の変動を見ると、全国平均の用途別では、住宅地及び商業地は下落に転じたが、工業地は5年連続の上昇となっている。
【令和3年度12月 問48 肢2】
令和3年地価公示(令和3年3月公表)によれば、令和2年1月以降の1年間の地価の変動を見ると、全国平均の用途別では、住宅地、商業地及び工業地のいずれの用途も下落に転じた。

以下では、令和3年1月以降の1年間の地価変動率の概要を見ておきましょう。

1.全国平均

全用途平均:2年ぶりの上昇
住宅地:2年ぶりの上昇
商業地:2年ぶりの上昇
工業地:6年連続の上昇(上昇率が拡大)

2.三大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)

全用途平均:2年ぶりの上昇
住宅地:2年ぶりの上昇
商業地:2年ぶりの上昇
工業地:8年連続の上昇(上昇率が拡大)

3.地方圏(三大都市圏を除く地域)

全用途平均:2年ぶりの上昇
住宅地:2年ぶりの上昇
商業地:2年ぶりの上昇
工業地:5年連続の上昇(上昇率が拡大)

3-1.地方四市(地方圏のうち札幌市、仙台市、広島市、福岡市)

住宅地:9年連続の上昇(上昇率が拡大)
商業地:9年連続の上昇(上昇率が拡大)
工業地:9年連続の上昇(上昇率が拡大)

3-2.地方四市以外(地方圏のうち地方四市を除くその他の地域)

住宅地:2年連続の下落(下落率が縮小)
商業地:2年連続の下落(下落率が縮小)
工業地:4年連続の上昇(上昇率が拡大)

統計情報のチェックは試験直前がおススメです!

令和4年度宅建試験においては、2022年6月頃までに公表されている直近の統計情報から出題されます。
押さえなければならない統計情報は多くないので、9月頃の試験直前期にまとめて押さえるのがおススメです!

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9月上旬~中旬に受講生専用ページにてより詳しい統計情報を公開します。
試験前に必ず目を通しておきましょう。
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