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こんにちは、硬筆検定2級に一発合格した後藤です。

硬筆検定は「実技問題」「理論問題」の2つがありますが、あなたはどちらが得意でしょうか?
両方、それぞれに合格基準が設けられています。
なので、片方満点だったとしても、片方が合格ラインに達していないと・・・不合格になってしまうのです。

理論問題は、出題傾向がはっきりしているので、しっかり対策すれば怖いことはありません!
お手元のテキストを十分に活用していきましょう。
この記事では、硬筆書写技能検定2級・準2級の「理論問題」の対策についてお伝えしてきます。

こちらもあわせてご覧ください。

これをやっている人は要注意!硬筆検定に合格するための勉強方法を紹介します。

過去問題に取り組む

どんな問題が出題されているかを知ることは、効率よく対策するためにはとても大切です。
「まだ練習していないから、過去問題には取り組めない」
そんな風に思っていませんか?

効果的に勉強を進めるためには、過去問題に取り組むのが一番の近道です。

過去問題に取り組む目的は2つ。

1つ目は、出題形式に慣れることです。どんな問題がいくつ出題されるのか?ほとんど毎回同じですから、全体の構成を把握しておくことは大きなプラスになります。
2つ目は、自分の苦手を知ることです。得意なところよりも、苦手なところの方が練習時間が必要です。意識して練習時間を配分しましょう。

暗記すべきこと「漢字の部首」「字源」

過去問題に取り組むと実感できると思いますが、出題される漢字の部首は限られています。
ですから、きちんと暗記をしましょう。確実に得点できるようにしておくことをお勧めします。

また、ひらがなのもととなった漢字「字源」についても出題がされます。これもまた、数が限られています。そのため「字源は、ボーナス問題だ」という受験生もいる項目です。
必ずすべて覚えましょう。
字源について丸暗記はお勧めしません。それよりも「この漢字が、こんな風に変わって、このひらがなになったんだな」と実際に自分で書いてみましょう。
イメージしやすくなれば覚えやすくなりますし、さらに正しいひらがなの形が身に付きますから、一石二鳥です。

筆順は原則を覚える

筆順問題は苦手にされる方が多い問題です。

漢字はたくさんあるのに、全部筆順を覚えるのは大変だ!!!
「漢字の数だけ、筆順がある」と思っていませんか?

筆順には原則があります。
たとえば、原則、「上から下に」「左から右に」書きますよね。
原則をいくつか覚えてしまえば、原則通りの漢字であれば筆順は1つずつ覚える必要はないということです。
原則を外れる漢字、つまり<要注意の漢字>だけ筆順を覚えればいいのです。

原則を覚えて活用すると筆順問題の対策が、ぐっと楽になりますよ。

基本の草書を覚える(書けなくてOK!)

草書体は知らないと読めません!
他に出題される書体は、「なんとなくこの字かな?」と推測できる字もあるのですが、草書体は推測は難しいと言えるでしょう。
つまり、この問題に正解するためには暗記が避けて通れないということです。

「この問題が一番苦手」という方も多いかと思いますが、硬筆書写技能検定2級らしい問題ともいえます。「専門級」ですからね!
モチベーションを高く持って、草書を学んでいきましょう。

個人的には、「草書が読めるとかっこいい!」と思います。
字がきれいな人はきっとたくさんいます。子どものころに書道教室に通っていたという方は、きれいな字を書かれると思いますが・・・草書は読めるでしょうか?

「書を学ぶ」ということをしたことがなければ、現代では草書を読む機会はほとんどないでしょう。
だからこそ「草書が読める」のはかっこいいですよね!
合格するためとはいえ、楽しんで学ぶのがぴったりの問題だと思います。

具体的な練習方法についてですが、過去問題に出題された草書はとにかく全部読めるようになりましょう。
また、手元にある問題集やドリルに載っている草書も練習しておきましょう。
よく間違える問題、覚えにくい問題について、自分で書いてみるのもおすすめです。筆ペンで書くとより分かりやすいと思います。

マークシート対策

以前は記述式だった理論問題。現在は、マークシート式になっています。マークシートの択一式・○×形式で出題されます。
マークシート式になってから難易度が下がっているようですが、納得ですよね。

しかし、その代わりに怖ろしいミスが発生する可能性が出てきました。
マークミス、です。

マークミスをしてしまうと、そのあとの記入欄がすべてずれます。焦って消す、他まで一緒に消しちゃう、さらに焦る…というケースがあります。
「そんなの大丈夫でしょ?」
と思っている方に限ってこの失敗がありますから、落ち着いて、気を付けて、取り組みましょう。

普段からマークシートで練習している人を除けば、普段の練習と当日の解答の仕方が異なるでしょうから、油断は禁物です。
鉛筆、もしくはシャープペンシルが必要ですので、忘れないようにしましょう(実技でもえんぴつを使う問題もあります!)。

硬筆書写技能検定 理論問題対策~まとめ~

いかがでしたか?
硬筆書写検定の理論編は、とても苦手な方と「むしろ好き!」という方に大きく分かれます。
両方のタイプの方に、今回のアドバイスはお役立ていただければいいな、と思います。

 「実技が苦手」「実技問題が不安」という方! 

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