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文月は特別な月?書道の上達を願う七夕

  公開日:2017/10/03
最終更新日:2021/07/07

※この記事は約3分で読めます。

こんにちは、四谷学院の土屋です。

日本は、世界でも珍しく、陰暦(旧暦)と陽暦(グレゴリオ暦)の両方を使っています。
昔は陰暦を使っていたので、月の名前をはじめ、様々な行事が陰暦がベースとなっていますね。

7月は、陰暦で「文月(ふみつき)」と言います。
学校の国語の時間で習った方も多いのではないでしょうか?

では、なぜ文の月なのでしょうか?

短冊に書く願い事は?

7月の行事といえば・・・七夕(たなばた)ですよね?
「文月」は、七夕にちなんでこのように呼ばれるようです。
どういうことでしょうか?

七夕には、笹の葉を飾りますね。
(わが家では「竹」が代用品でしたが)
色紙を使って飾りを作りました。
そして、短冊を書いたことがある、という方も多いと思います。

この「短冊」がポイントです。

保育園やショッピングモールなどにおいてる笹(竹?)からぶら下がっている短冊を見ると
「ケーキやさんになれますように」
「妹が欲しい」
「ポ○モンになりたい」
など、思わず笑ってしまうような子どもらしい願い事がさがっている中で、
「世界平和」
「健康で長生きできますように」
墨も黒々とした、達筆な短冊も見られます。

短冊を眺めているだけでも、楽しいものです。

現代では、こんな風に将来の夢や希望といった「願い事」を書く短冊。
かつては書道の上達を願って和歌や言葉を書いたそうです。

そこから、7月のことを「文披月(ふみひらき つき)」
縮まって、「文月(ふみつき)」と呼ばれるという説があります。

短冊のサイズは?

毎年この時期になると、書道用品のお店から「文月セール」のお知らせが届きます。
なるほど。書道の業界にとって文月は特別な月なのですね。

ちなみに、短冊のサイズは
たて1尺2寸(36.4cm)、よこ2寸(6.1cm)
なんですって!
明治時代までは大きさが決まっていなかったようですが、現在は統一されています。

今年の七夕。
短冊には何を書きますか?

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