こんにちは、四谷学院の後藤です。
パソコンやスマホが広く使われている現在においても、まだまだ手書きはなくなりません。
ペン字検定の中で最も有名であり、日本全国どこでも通用するのが硬筆書写技能検定です。「履歴書に書ける資格」としても知られています。
履歴書に書ける資格
硬筆書写検定は、最も知られた検定試験の1つです。
文部科学省後援の試験のため公的性があり、歴史も古いです。ですから、有資格者の方は履歴書に書くことでアピールができます。
硬筆書写技能検定について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
何級から履歴書に書ける?
硬筆書写技能検定は6級からあります。最高級は1級です。
もっとも受験者数が多い級は3級です。硬筆書写部門では最も多く、全受験生の約半数が3級を受験しています。
もちろん、3級に合格したら履歴書に書いていただけますが・・・・
実際にアピールできるのは、2級以上と言われています。
というのも、各級の目安を確認してみましょう。
この部分に注目です!
準2級、2級:高校生・大学生・一般社会人程度
お分かりですね?
履歴書を書く、つまり「一般社会人」が目安となっている級を目標にするといいでしょう。
段階を踏んで受験したい方に
「しかし、いきなり2級はハードルが高い・・・」
その気持ち、よーーくわかります。
お勧めする受験方法は、「準2級→ 2級」です。
準2級は、「2級、ちょっと難しいかも…」という受験生のために、新たに追加されました。準2級と2級の出題はほとんど変わりませんが、
合格点のラインがやや異なっています。
得点率に注目すると、準2級は2級よりも合格ラインが低く設定されていることがわかるかと思います。
もしも準備期間が十分に取れる、ということであれば、「3級」からチャレンジして「3級→準2級→2級」という流れでもよいでしょう。
試験は年に3回ありますので、比較的受験しやすい検定試験だと言えるでしょう。
準2級と2級試験について、こちらの記事でも解説しています。
合否の分かれ目は「実技問題」対策です
3級、準2級、2級の理論問題は、マークシート形式です。
以前は記述式でしたが、マークシートに変更されたことで、「理論が苦手」「覚えられない」という方でも、かなり取り組みやすくなったかと思います。
そして「実技問題」ですが、これこそ書道系試験の真骨頂と言えるでしょう。
理論問題と異なり、実技問題に唯一の正解はありません。
求められる技術は?
2級の試験で求められるスキルは
「漢字かな交じり文を正しくかつ能率よく効果的に書くことができる。」
そして
漢字を楷書で一点、一画正しく美しく書くことができる。
こうしたことが、受験生には求められます。
もちろん、字が間違っていてはいけませんので、「正しく」はわかりますよね。
さらに「能率よく、効果的に」「正しく、美しく」です。
「能率よく」というのは、試験に制限時間があることや下書きを認めていないことなどを指しているのかもしれません。
「効果的に」というのは、ハガキや掲示文という役割をよく理解したうえで、見やすく読みやすく書くことかと想像できます。
そして、「美しく」です。
自分では「きれいに書けている」と思っても、実は先生のお手本と比べるといまいちだったり。
逆に「きれいに書けない!」と不安だったけれど、十分に合格ラインをクリアしていたり。
実技問題の対策は、一人で進めるのはなかなか難しいものです。
そこで、実技試験対策がうまくいかない方、あるいは一発合格を目指したい方に、「添削指導」を受けることを強くお勧めします。
添削指導は、いわば「個人指導」です。
「この字をどんな風に、どう直せば、より美しくなるか?」
「この字の配置は、どう工夫すれば能率よく効果的に見えるか?」
こうした視点で、客観的にあなたの字を「お直し」してもらえます。
四谷学院では、実技問題に特化した「硬筆書写技能検定講座」を開講しています。
特に2級の場合は、基本的な字の練習はすでに終わっていて、さらにワンランクアップを目指す方が多いことから、「添削指導だけ受けたい」「自宅で練習したい」という方も多いんです。
それなのに、「硬筆書写技能検定」専用の通信講座はほとんど見当たりません。
四谷学院のボールペン字講座でも「検定対策はやっていますか?」という質問もいただいたことがあります。
硬筆書写技能検定の合格を目指す人のために、四谷学院の「硬筆書写技能検定講座」は作られました。
なお、初めて検定を目指す方は、「ボールペン字講座」とセットでご受講されると、さらに効果的です。
自分の字を見てほしい!合格ラインってどれくらい書ければいい?ズバリ、合格できる?
気になることは、添削指導を受ければ解決!もちろん質問もOKです!
家にいながら、硬筆書写技能検定2級の対策をしましょう。