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こんにちは、四谷学院の後藤です。

硬筆書写技能検定の合格を目指して頑張っているけれど、
成果が出ない、合格できないという方、いらっしゃいませんか?

もしかすると、あなたの練習法は、ちょっとだけ間違っているのかもしれません。

お手本を見ながら練習している

え?何がいけないの?
という声が聞こえてきそうですが・・・

「試験では、お手本はありません」
当たり前ですね。

その日、初めて目にする、印刷された文章を、手書き文字で美しく書くことができなければ、試験には合格できません。

いつも必ずお手本を見ながら書いている方の場合、「お手本なしで書く」ということが、非常に難しいケースがあります。
頭には何となーくイメージが浮かんでいても、お手本なしで書いたことがない場合、とても不安が大きくなります。

罫線のある紙で練習している

これも「あるある」ですよね。
字の中心をまっすぐにとって書く、美しい字の基本ですね。それを身につけるために、罫線のある紙で練習することはとても有効です。

が・・・それだけではダメなんです。

そうです。本番の試験用紙には罫線がない課題もあります。
罫線があっても「中心の補助線」は当然、印刷されていません。

不合格になりやすい問題としては、「ハガキ」「掲示文」この2つが難所といわれています。
真っ白なハガキ大のスペース、A4サイズの白紙
ここに課題となった文を自分で書かなければいけません。

一文字一文字の美しさもさることながら、配置や字間に苦労される受験生が多くいらっしゃいます。
私もその一人でした。
普段の練習から、罫線のない真っ白な紙でも練習をすることをお勧めします。

鉛筆で練習している

「硬筆」というと「鉛筆のこと?」と思われるかもしれません。確かに、小学校では「硬筆=鉛筆」です。
しかし、大人になると硬筆とは、いわゆる「ペン」のことを指します。
ボールペン、サインペン、万年筆、マーカーなど。

現在、最も一般的なペンといえば、「ボールペン」ではないでしょうか。

硬筆検定においても、ボールペンの使用が認められています。
普段、鉛筆で書いていらっしゃる場合には、試験で使う予定のボールペンで練習をしましょう。

ボールペンは、ペン先に「ボール」がついているのでこのように呼ばれています。そのメカニズムの特性上、ある程度の力で紙に押し付けないとインクが出ません。
鉛筆やマーカーとは異なり、筆圧も必要となってきますし、角度のつけ方でもインクの出方が変わってきます。

詳しくはこちら

もっとも身近な筆記具「ボールペン」を使うときの最適角度は?

ゆっくり書いている、何度も書き直している

試験では「速書き」という出題もあります。制限時間内に書くことが求められますので、普段の練習とは別に「速く美しく書く」という練習も必要です。
また、何度も書き直している場合、その分時間もかかってしまいますし、試験では枠内に一発で納めなければいけません。

繰り返し練習をしつつも、「一回できれいに書くにはどうしたらいいか?」という視点も持つとよいと思います。

自分の字とは違うお手本を見ている

意外にお気づきにならない人が多いのが、ここ。
お手本の選び方が間違っているというケースです。
正確に言えば「間違っている」というわけではありません。

美しい字にはいろいろあります。
びしっと背筋が伸びるきちんとしたきれいな字
どこか柔らかさを感じるきれいな字
堂々とした立派なきれいな字
どれも美しい字ですよね。

あなたの字に近いお手本、あるいはあなたがなりたい字をお手本にするのが、効果的に上達できるコツなのです。
どんなにきれいな字でも「あんまり好きな字じゃない」という字をお手本にしては、楽しくないですし、上達しにくいと思います。

対策本を一切見ていない

インターネットで情報を集められる時代、もちろん対策本を購入しなくても、情報はキャッチできると思います。
ですから、「ちゃんとネットで調べて知ってるよ!」という方は大丈夫なのですが、インターネットも見ていない、書籍も見ていない・・・という方は要注意です。
「どんな問題が出るのか?」ということを知っておきましょう。

硬筆検定はあくまでも「試験」です。試験対策をすることで、あなたの合格がより確実なものになるはずですから、情報もしっかり集めましょうね。

合格できる勉強法:まとめ

自分では頑張ったんだけど成果がイマイチ実感できない

と思っているのであれば、
練習のやり方を変えてみるほうがいいかもしれません。

全部試してみたけれど、それでも上達できないならば、
プロの指導を受けることをお勧めします。

独学、自学自習の場合は、どうしても自分に都合のいいように解釈してしまいがちです。
昔から、「岡目八目」という言葉もある通り、当事者だとどうしても視野が狭くなってしまいがちですよね。

だからこそ第三者から評価してもらうことが大切になってくるんです。

さらに「プロ」の視点から指導してもらえれば、
あなたにぴったりの練習方法や書き方のコツを教えてもらえます。

上達が実感できれば、さらに練習が楽しいものになりますよ♪

通信講座でプロの指導が受けられます

四谷学院では、硬筆書写技能検定の「実技問題」に特化した通信講座を開講しています。
気になる方は、ぜひホームページをチェックしてみてくださいね。

四谷学院 硬筆検定対策講座
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