この秋！美文字プロジェクト始動！

※この記事は約5分で読めます。

こんにちは、四谷学院の後藤です。

涼しい風が気持ちよく感じる秋。
「芸術の秋」「文化の秋」「学びの秋」といわれていますね。

夏の暑さからホッと一息、何か新しいことにチャレンジするにもピッタリの季節です。

美文字プロジェクト指導！

「きれいな字を書けたらいいな」
「字に自信が持てるといいのに」

こんな風に一度は思ったことがあるのでは？

実は・・・字の上達には3ヶ月がひとつの目安になります。
3ヶ月がんばることができれば、
「あれ？こんなに字がきれいだったっけ？」
と言われるくらいの上達が望めます。

字がきれいになるとはどういうことか？

きれいな字に変身するとき、3つのステップがあるように思います。

（１）自分の癖を意識する

私の場合は、「線がよれる」というクセがありました。
おかしなところに力が入っている字だったんです。ですから、全体的にバラバラな印象で、落ち着きのな字。

それを改善するために「ペンをできるだけ軽く持つ」「ゆっくり書く」という意識改革からはじめました。
意識を変えるだけですから、一瞬でできますね。

ほかにも、「紙をまっすぐに置く」「右下がりに書く」「トメ・ハライを区別する」「字の大きさをそろえる」などなど、その方のクセによって意識するところは様々です。

（２）正しい字をインプットする

「この形が美しい」という理想が自分なりにあると思います。
私にとって美しいと感じる字は、岡田崇花先生の字のような明るい字でした。
なお、明るい字については、四谷学院のボールペン字講座、筆ペン字講座、子ども漢字書き方講座に共通した学びのポイントとなっています。

お手本にしたい字、「こうなりたい！」という字を見つけることが次のステップです。
それをまねして書く練習を重ねて、自分の中に「理想」をはっきりイメージできるようにします。

（３）正しい字を再現できるようになる

理想の字をよく観察して、マネをして、自分の字と違うところを見つける。
これが第３段階です。

独学だと、ここが難しいところです。

「同じに書いているつもりだけど何かが違う・・・」
「自分の字だけ見るときれいなようだけど、見本と並べるとやっぱりダメ・・・」

これはステップ（２）で正しい字がインプットされつつあるためです。だらか正しい反応なんです！
「目」がだんだんと肥えてきている状況ですね。

イイモノがわかるようになれば、あとは練習あるのみですが、上達が実感しにくいために、ここで挫折してしまう方が多い！
挫折しないで続けるためには・・・

褒めてもらう機会をつくることです。

自分では気がつかないことでも、先生に見てもらえば
「ここがよくなりましたね」
「形がしっかり取れていますね」
と、いいところを褒めてもらえます。

その上で「ここを45度に傾けるとバランスが取れます」「ここは２：１ｎところから線を書きます」など、具体的なアドバイスで、さらに字が変わってきます。

褒められて気分が良い！
ちょっと直すとさらに上手くなれそう！
プラスの気持ちになれれば、練習も続けられると思います。

「私、もっと上手くなっちゃうかも」
自分に自信が持てるようになりますから、練習も楽しくなりますよ。

３ヶ月で字が変わる。

今回、紹介した３つのステップは上達の一例ですが、一朝一夕にできるものではありません。
しかし、「（１）自分の癖を意識する」を習慣化するには数週間あればOKです。
「（２）正しい字をインプットする」については、すでにできている方もかなりの割合でいらっしゃるようです。
昔、書道をやっていたとか、学校の先生や家族に達筆の方がいたとか、「この手本が好き！」とか。

もしそうであれば、このステップは飛ばせます。

「（３）正しい字を再現できるようになる」というステップで、たった1回の添削指導で「見違えるほど」美文字になった方もいらっしゃいます。
独学と異なり、プロの先生から「あなたの字はこういうクセがある。」「こうするとよくなる」という指摘をもらえます。
どんな風に意識して書くと、いいのか、近道を教えてもらえるからです。

家の近くによい書道教室があれば、秋の散歩を楽しみながら毎週通うのもよいでしょう。
でも、お仕事や家事、育児などでなかなかそんな時間が取れない、近くに書道教室がない、探すのが面倒くさい、という方には、ペン字の通信講座をオススメします。