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こんにちは、四谷学院のこども環境管理士、林田です。

IUCN(国際自然保護連合)が「IUCN 絶滅危惧種レッドリスト」2020年の最新版を発表しました。

去年のレッドリストはコチラ↓↓

レッドリスト2019「絶滅危惧種」について知る

レッドリストとは?

IUCN(国際自然保護連合)は、世界における野生生物の「絶滅する危険性」を分類し、それをレッドリストとして毎年発表しています。

日本のレッドリスト

日本における野生生物のレッドリストは、環境省が作成しており、さらにレッドリストなどに基づいて生きものの生息状況などが取りまとめられたレッドデータブックも作成しています。

▼環境省:いきものログ「レッドデータブック・レッドリスト」
https://ikilog.biodic.go.jp/Rdb/booklist

都道府県のレッドリスト

また、各都道府県のレッドリストもありますが、資料の発表時期や内容、見やすさなど、自治体ごとにかなり差があります。

茨城県版レッドリストは、最新版は2020年!非常に見やすく資料のダウンロードもできるようになっており、冊子にまとめて販売もしています。力を入れている様子がよくわかります。
霞ヶ浦や鬼怒川など、多様な生態系をもつ茨城県は「豊かな自然を守り,環境と調和した生活ができる県」を目指してがんばっています。(茨城県の方がうらやましい!)

▼茨城県版レッドリスト・レッドデータブック
https://www.pref.ibaraki.jp/seikatsukankyo/shizen/tayousei/redbook/ibaraki_redbook.html

秋の味覚に危機

2020年のレッドリストのニュースで大きく取り上げられたのが、マツタケが絶滅危惧種に指定されたことです。
2014年のレッドリストにウナギが絶滅危惧種に指定され話題となりましたが、今年も日本の季節の味覚に注意信号です。

これは「世界」の話ですが、マツタケはアジアだけでなくヨーロッパにも広く分布しています。マツタケの生える松林が世界的に減少してることで、マツタケの生育量が減少しているという評価でした。
具体的には、絶滅の危険性の3番目、一番下の「危急種」に分類されました。

カテゴリー略称日本語
Critically EndangeredCR近絶滅種
EndangeredEN絶滅危惧種
VulnerableVU危急種
子どもたちに、すばらしい自然を残していきたいと考える、すべての方に。