こんにちは、四谷学院の林田です。
コロナ禍にあっても楽しめるレジャーとしてキャンプが人気が高まっていますね。
そして釣りも昔から自然に親しむレジャーの代表格です。
釣りは、ドイツでは誰でもできるものではないって知っていましたか?
実は・・・国家資格が必要なんです!
この記事では、なぜドイツで釣りに国家資格をつくったのか?を考えてみます。
環境先進国のドイツ
ドイツは、スウェーデン、デンマークなどと並ぶ環境先進国です。
以前、「ドイツ園づくりツアーのお知らせ」もご紹介しましたね?
ドイツは、高い技術と高い意識を持って環境保護に取り組んでいます。
日本もたくさん見習うべきことがあるかもしれませんね。
ドイツ「釣り」の国家資格
環境に対して意識の高いドイツでは、釣りをするためには国家資格が必要です。
では、具体的にどんな試験なのかを見てみましょう。
試験の内容
ドイツの釣りのライセンスは、筆記試験と実技試験に合格する必要があります。州によっては実技試験がないところもあるようです。
筆記試験では釣具の使い方、魚に関する知識、自然保護に関わる法律などが問われます。実技試験がある場合は、筆記試験に合格後に受験します。
ちなみに、実技試験と言っても、「実際に魚を釣ってみる」というわけではありません。「この魚を釣るために最適な釣具や仕掛けは?」といった問題です。
魚のカードをひいて、リールやハリ(釣り竿ですね)、タモなどそこにあるものから選ぶような問題だそうです。
資格は一度取得すれば終わりではなく、数年毎に更新する必要があります。
こちらのブログを参考にさせていただきました!
http://aufjp.blogspot.com/2019/02/fishing-lincense-in-germany.html
有効期限
ライセンスは一度合格したらずっと使える、というものではなく、有効期限があります。一定の期間が過ぎたら更新の手続きが必要になります。
もしも、有効期限が切れていて、ライセンスなしで釣りをしてしまうと、「密猟者」とみなされて重い刑罰があるのだとか。
「釣りパトロール」が存在するそうです。
環境を守るためのルール作り
釣ってはいない魚と釣ってよい魚の区別ができ、どうしてこのような区別があるのかも理解していること、使ってもよい釣り具を正しく選べること、そしてマナー法律を順守すること・・・
こうした生態系を守るための取り組みができる人のみが「釣り人」として認められるドイツの制度。
日本でも導入されることはあるのでしょうか?
はじめて環境について学ぶ方は、四谷学院の通信講座がおススメです。詳しくはホームページをご覧ください。