※この記事は約3分で読めます。

こんにちは、四谷学院のこども環境管理士、林田です。

いつの間にか、台風も20号…
今年は台風の発生が多いそうです。
その理由を調べてみました。

台風の生まれ方

「台風○号が、熱帯低気圧に変わりました」
というウェザーニュースを見たり、聞いたりしたことがあると思います。

そうです、台風は「発達した熱帯低気圧」なのです。

日経新聞のWEBサイトで、詳しい説明を発見しました!
全図解ニュース解説:台風発生の仕組みや防災対策を知る(日経新聞)

ざっくりいうとこんな感じです。

台風は、日本の南の海上に生まれます。

1)強い日差しで海水が温まり、蒸発します
2)水蒸気がたくさん発生します
3)水蒸気は周りの空気より軽いので、上昇します
4)上昇気流が生まれます
5)水蒸気が上空で冷やされ、雲ができます
6)雲ができるとき熱を放出します
7)周りの空気があたたまります
8)上昇気流の勢いが増します

→という具合にどんどん発達していきます。

途中で、海上を吹く風、偏西風や貿易風を受けて、台風は移動します。
そのときに海水が暖かいと一層、台風は発達しながら日本に近づくというわけです。

つまり、今年は海水の温度が高いため、台風ができやすい・発達しやすいということなんですね。

自然の「怖さ」

普段、生活していると「自然のよい面」ばかりに注目しがちです。
しかし、豊かな恵みを与えてくれる、というのは自然の一面でしかありません。

台風や大雨、地震といった災害は、自然のもつ「大きな力」あるいは「怖さ・恐ろしさ」を再度確認する機会になるかも知れません。
人間にとっては「災害」であり、避けたいものなわけですが、それ自体は自然の側面のひとつでしかありません。

近年の津波や大雨といった大きな災害において、日本のグレーインフラの見直しが迫られました。
「がんばって元通りにする」というだけでなく、自然における人間のあり方を検討し、将来、いったい何が必要になってくるのかということを考えるきっかけになればと思います。

グレーインフラからグリーンインフラへ

子ども達のために豊かな自然を残したい。そのために何ができるだろう?
「環境」について学んでみませんか?