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こんにちは、四谷学院の田中です。
この記事では、臨床心理士指定大学院(以下、指定大学院)の選び方について解説してきます。

大学院には種類がある

指定大学院を目指す方は「臨床心理士になる」という同じ目的があります。
つまり、どこの大学院であっても、基本的に学ぶ内容は同レベルであり、臨床心理士資格試験に合格するための知識やスキルを身に付けることができます。

しかし、もちろん大学院には色々な種類があります。たとえば・・・
 

教育系の大学院
付属の幼稚園や小学校、中学校などがあることが多い。
学部は教育系が強い。

 

医療系の大学院
付属病院などの医療施設や関連する研究施設があることが多い。

 

社会人向けの大学院
「社会人枠」が多く設けられている。
土日、夜間のクラスが設けられている。

 
通いやすさ、希望する研究内容・方向性を合わせて、どの大学院に進むべきかを考えていく必要があります。

「何を学ぶか」で志望大学院を決める

大学院を選択する際に一番重要なのは・・・
「大学院に入って何を研究したいか」
「臨床心理士としてどのように活躍したいか」
ということです。

大学院は、同じ分野といえども、大学院により研究テーマや特色が異なり、それぞれ専門的に研究をおこなっています。
そのため、ご自身が関心のある、研究したいテーマを決め、それを実現できる大学院を選ぶことになります。

たとえば、将来スクールカウンセラーになりたい、ということであれば、教育系の大学院・研究室を選ぶことになります。

「何が学べるか」を調べる


まずは、候補となる大学院のホームページや入試資料をチェックするところから始まります。
指定大学院一覧を見て、お近くの大学院などから調べて見るとよいでしょう。

指定大学院の一覧

説明会等への参加

大学院によっては、オフィスアワーや説明会を設けているところもありますので、積極的に利用するとよいでしょう。逆に内部進学がほとんどという大学院は、これらの情報が非常に少ない傾向にあります。つまり、外部受験生に門戸が開かれているかどうかをはかる指標にもなるわけです。

大学院入試説明かやセミナーなどが実施されているのであれば、積極的に参加しましょう。
また、研究室訪問が可能であればぜひご挨拶に訪れてください。そのとき、「大学院で学びたいこと」「将来の希望」などをお話しするとよいでしょう。

大学院のカラーや研究室の雰囲気などを知る大きなチャンスです。ぜひ時間を見つけて大学院に直接いきましょう。ホームページ等に情報がない場合は、入試課に電話などしてみて見学やお話が可能かどうかを事前に確認しましょう。

過去問題の入手

試験内容は、大学院により異なります。
基本的には、書類審査(研究計画書や志望理由書、小論文など)、英語試験、専門科目試験(一般心理学・臨床心理学)、口述試
験の4つが課されることが多くあります。

一般的な受験科目

  • 書類審査
  • 英語試験
  • 専門科目試験
  • 口述試験(面接)

社会人入試ですと、英語は課されない場合あります

 
過去問題は、ホームページで公開・入試課で配布/販売・入試課窓口で閲覧・非公開など大学院によって異なります。
傾向と対策を知るためには、過去問題の入手は必須ですので、早めに手元に準備しましょう。

春入試と秋入試


大学院の入試は、一般的に秋・春の2回実施されます。多くは、「秋試験」がメインとなります。
春の入試は、1~3月に実施されますが、大学院によっては、秋試験より定員が少なかったり、実施がないところもあります。志望校を絞り込みながら、その大学院の春試験の実施状況を確認しておくとよいでしょう。

合格枠が「若干名」と記載がある場合には、非常に少人数の合格枠と考えましょう。

 
四谷学院の標準学習期間は、各科目3~4.5ヶ月です。
通信講座のメリットをいかし、最短スケジュールで入試対策を進められます。

詳しくはホームページをご覧ください。