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こんにちは、四谷学院の後藤です。

書道やペン字の資格といえば・・・「書写検定」が有名ですね。文部科学省後援の唯一の書写に関する検定です。
正式名称は「毛筆・硬筆書写技能検定」です。

この毛筆・硬筆書写技能検定に6級と準2級が新たに加わりました。

この記事では「硬筆書写技能検定」の新しい2つの級について解説します。

参考:一財)日本書写技能検定協会ホームページ
『硬筆書写技能検定のてびきと問題集』一財)日本書写技能検定協会

硬筆書写検定「6級」について

6級のレベル

小学校1年生以上から3年生位までの低学年程度
硬筆書写のもっとも初歩的技術及び知識をもって書くことができる。

(参考)5級のレベル
硬筆書写の初歩的な技術及び知識をもって書くことができる。

6級には、理論問題はありません。

領域内容
1.漢字及び仮名
○漢字 ア)楷書
○仮名 イ)平仮名 片仮名
ア)よく用いられる平易な漢字を楷書で、正しく書くことができる。
イ)平仮名 片仮名を正しく書くことができる。

硬筆書写検定「準2級」について

準2級のレベル

[高校生・大学生・一般社会人程度] 硬筆書写一般のやや専門的な技術及び知識をもって書くことができる。

(参考)2級のレベル
硬筆書写一般の専門的な技術及び知識をもって書くことができる。

領域内容
 

 

 

 

 

 

1.漢字及び仮名など
○漢字 ア)楷書
イ)行書
ウ)平易な草書
○仮名 ア)平仮名
イ)片仮名
ア)漢字を楷書で一点、一画正しく美しく書くことができる。
イ)漢字を行書で正しく美しくかくことができる。
ウ)多く用いられる平易な草書体を書くことができる。
エ)平仮名、片仮名を正しく美しく書くことができる。
2.文章及び文書
ア)漢字仮名交じり文
イ)諸文書の書式
ア)漢字かな交じり文を正しくかつ能率よく効果的に書くことができる。
イ)諸文書の形式及びその用字、用語など書式に関する高度の知識、理解をもって書くことができる。
3.視写及び聴写
(能率的な速書き)
一定時間内に一定の文字数の文章を誤りなく書くことができる。
 

 

 

 

 

4.国語の表現法
○現代国語の表記法
ア)3級の領域
イ)常用漢字の字体、音訓、筆順
ウ)現代仮名遣い、送り仮名
エ)符号の使い方
ア)3級に示されている領域の内容を更に正確に習得、理解している。
イ)常用漢字の字体、音訓、筆順に関する知識、理解をもっている。
ウ)現代仮名遣い及び送り仮名の付け方に関する知識、理解をもっている。
エ)句切り符号その他の符号に関する知識、理解をもっている。
5.その他
ア)現代生活と文字
イ)硬筆書写に関する知識
ア)現代生活(一般の生活及び実務)と文字の関係についての知識、理解をもっている。
イ)硬筆書写に必要な用具、用材について、3級程度より更に高度の知識、理解をもっている。

「準2級問題例」書写技能検定協会HP
「準2級解答例」書写技能検定協会HP

そのほかの級の変更点

2級、準2級、3級の理論問題は、マークシートを用いた選択式の試験問題に変更されます。

いつから6級と準2級が受験できる?

6級と準2級が新設されるのは、平成30年6月17日の試験からです。また、理論問題の形式が変わる級があります。試験内容などは、日本書写技能検定協会のホームページにアップされていますので、ご確認ください。

日本書写技能検定協会のホームページ

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