こんにちは、四谷学院の林田です。
突然ですが、試験勉強というと、以下のサイクルが一般的です。
(2)問題を解く。
(3)採点して、まちがったところを覚えなおす。
実は、この方法では十分に対策できない問題があるんです。
それは「写真問題」です。
こども環境管理士試験の写真問題
こども環境管理士の試験では、2級でも1級でも、必ず写真問題が出題されます。
「写真を見て、写っている動植物について答える」という問題ですね。
これだけは、先ほどの学習サイクルが使えません。
もちろん、ある程度は使えますよ。
「過去問題で見たことある~」
「なんとなく知ってる~」のレベルで。
ヤスデとか頻出ですし、写真見たとたん、「ウヘェ~!」となるので、さっさと解きます。笑
でも、出題の可能性のある動植物は数限りなく、虫とか、虫の卵、植物、鳥のこともあります。
「勉強大変じゃん!」
と思われるかもしれませんが、みーんな、身近な生きもので、特に珍しいものはありません。
聞いたことがあったり、見たことがあるのがほとんどです。
でも、それなのに・・・
「こんなの、わからない!」
という受験生の声は多いんです。
写真によって、わからない?
写真問題は、特に「鳥」の問題でつまずかれる方が多いようですね。
「鳥はメスとオスで羽色も大きさも違うし、見分けられないですよ。」
「鳥は飛んでるところと止まっているところじゃ、見えるハネの色が違う」
「私が見た写真ではもっと大きかった」
だから写真1枚で名前を答えられるわけがない!ということなんです。
確かに・・・図鑑によって少しずつ姿が違います。
ハンディ図鑑だと、派手なオスしか出ていない!とか。(あるある、ですね)
季節によって姿が変わることもあります。
全部覚えるのは確かに大変だ!と、私自身も共感しかけたのですが・・・
この弱音に、先生は一刀両断!
「実物を見たことがあれば、写真でわかります」
ええ~~~!わかるの?目からうろこでした。
実物なら色々な角度から見られますし、1つの固体だけでなく周りの仲間やほかの種類と比較することもできる、とのこと。
自然観察会に参加してみた
実は私も、あまり鳥にはくわしくありません。
そこで、素直な(?)私は、観察会に参加してみました。
散歩しながら公園に集まる鳥を見る会です。ボランティアの方が丁寧に説明してくださいます。
そして、結論。
「わかるようになってきた」
人間の目ってよくできているんですよ。
はじめは全然区別がつかなくても、だんだんわかるようになってきます。
例えるならば…
学校にはたくさん子ども達がいますよね?
でもわが子だけはわかる。
アイドルグループってたくさんいるでしょ?
みんな似たような衣装を着ているでしょ?
でも自分がファンの子だけは探せる。
他人から見れば「なんでわかるの?」といわれるかもしれませんが、本人からすれば「なんでわからないの?」という感覚ですよね。
観察会で見た鳥は、普段、歩いているときに見かけたり、写真で見たりしたときに、サラッと名前が言えるようになりました。エヘン
話が回りくどくなりましたが・・・・
鳥、虫、草木、花などなど、実物を自分の目で、観察することがとっても大事です。
あなたの「目」が一番信頼できます。
最初は、写真でイメージをつかむのも良いかもしれませんが、実際に見ると、そんなにきれいじゃないことが多いです。笑
(写真家さんの腕とか、撮影ポイントとかあるんですよね~)
近所にいるスズメや道端に生えている草花から、始めてみてください。
ハンディ図鑑を持って写真と比べてみるのもいいですね。
実物を見ると、イメージと違うこともあると思います。
私も「スズメって意外に足が長い」とびっくりしました。(夏だったんで羽がすっきりしてたんです)
そんな発見も楽しいものです。
これで、写真問題はドンと来い!ですね。
しかも、この経験・蓄積はこども環境管理士としてのあなたの大きな武器になりますよ。