こんにちは、四谷学院の石田です。
こども環境管理士資格試験には「小論文」の試験があります。
多くの資格試験が、マークシート方式や記述式テストであることから、
「小論文」はハードルが高い!!
と感じる方も多いのではないでしょうか?
四谷学院でもそうした受験生の気持ちの応えて、小論文試験の添削問題に取り組んでもらっています。
今回は、小論文指導において「よくある指導例」をお伝えします。
この3つを押さえておけば、あなたの小論文がレベルアップするはずです。
すでに添削課題の提出がお済みの方へ
あなたの小論文は、「形式」「内容」の2つの観点から具体的なアドバイスと評価を行います。
「この文章は、こう変えるとより分かりやすくなる」
「この部分を省いて、この部分を膨らませよう」
など、あなたの書いた文章に対して直接赤ペンが入っているかと思います。
もらったアドバイスと照らしあわせながら、さらなる小論文のブラッシュアップに活用してくださいね。
音読してチェックする
小論文を書いてみたら、声に出して読んでみましょう。
読みにくいと感じたところ、スッと理解しにくいところ、あるいは息つぎが少ないところはありませんか?
書いたものを声に出して読むことで、文章の流れを確認できます。
本番ではもちろん音読できませんが、練習の際には必ず音読しましょう。
あなたの「書き方のクセ」を直して、より読みやすくしましょう!
<よくある指導例>
とくにココをチェック!
- 一文が長くて、「。」が少ない。
- 修飾語が長い。
- 「私は・・・思います」が多い。
例:…ですが、…だと思うので、…すべきです。
→…です。しかし、…だと思うのです。したがって…すべきです。
3つの文に分けると、展開がわかりやすくなります。
例:寒い冬の時期にシベリアから飛んできて、しばらくの間、日本で過ごす渡り鳥は…
→渡り鳥は、寒い冬の時期にシベリアから飛んでくる。そして、しばらくの間、日本で過ごす。
「渡り鳥」はからはじめると、何についての説明かわかりやすくなります。
→やや幼い印象になるのでできるだけ省きます。
具体的な活動例を書く
一般論だけでなく、具体的に書きましょう。
そのときに「なぜか」という理由もセットで書くと説得力が増します。
また、「こう思う!」と、「考えている事」だけでなく、あなたがこれまでに「実行したこと」についても言及しましょう。
大きな活動でなくてもかまいません。
子ども達とこんな話をした、図鑑を見てみた、実際に野鳥を観察してみた、本を読んでみた・・・・
などなど、あなたが「持続可能な社会」をつくるの担い手を育成することが目的の1つです。
自分自身が環境について学ぶだけでなく、それをどうやって子どもたちに伝えていきたいかを考えておきましょう。
「こども環境管理士」としての意識
小論文では、これまでのあなたの活動や、これからやりたい活動が問われることが多く、つまり現場・フィールドでの経験も問われます。
ただ知識を身につけるだけではなく、自然に触れる機会を増やし、積極的に経験を積んで欲しい
そのような考えで「小論文」も実施されているはずです。
一つ上で述べた「具体的活動例」についても、こども環境管理士にふさわしい活動例を述べなければ意味がありません。
例えば、「家庭菜園を作る」というのは、すばらしい活動の1つではありませんが、「こども環境管理士としての活動」として挙げるには、ふさわしくありませんよね?
「こども環境管理士」に求められていることは何か?
そのことを十分に理解した上で、小論文の準備を進めていきましょう。
受験希望者には、「こども環境管理士資格試験 合格したい人のための学習のポイント」や「過去問題」が配布されます。
四谷学院のテキストもこちらを元に作成されています。
試験前には今一度、上記に目を通すことをオススメします。
オマケ:文末表現を統一すること
「です/ます」「である/だ」いずれかに統一しましょう。
「小論文」の試験ですが、必ずしも論文口調にする必要はありません。
普段の言葉と近い方が書きやすいことも多いので、「です・ます」を使ってもOKです。
ただし!まぜて使わないように気をつけましょう。
こども環境管理士資格試験「小論文の3つのコツ」まとめ
2級試験の小論文は、400字です。
20字×20行の原稿用紙1枚分です。
添削課題(筆記+小論)に取り組む前に、「400字ってどのくらいかな?」とためしに書いてみましょう。
「どのくらいのボリュームか?」と体感してみてくださいね。
もしも、書きにくいようでしたら、四谷学院のテキストを400字分、書き写してみましょう。
何分くらい掛かるか、どのくらい手が痛くなるかなどなど、「書く」ところからスタートです。
「小論文」のテキストにしたがって、少しずつ自分の言葉で書ける分量を増やしていってくださいね。
最後に・・・
よく読みなおして推敲(すいこう)するのが、小論文の練習です。
ヤミクモに書くよりも、じっくり推敲するほうがずっと早いレベルアップが望めますよ。
「こども環境管理士試験対策講座」について疑問点や気になることがあれば、ホームページからお気軽にお問い合わせください。
あなたの学習をしっかりサポートします。