こんにちは、四谷学院の後藤です。
四谷学院のボールペン字講座、筆ペン字講座では、
カタカナとひらがなの練習からスタートします。
ちなみに、子ども漢字書き方講座も「漢字メインの講座」と言いつつ、最初はカタカナとひらがなを練習します。
その理由は・・・?
この記事では、ペン字を学ぶ際の効率的な練習の順番についてお伝えします。
文章の7割がひらがな?
ふだん私たちが書く文章の約7割がひらがなといわれています。
お仕事などビジネス文書の場合は、漢字やカタカナが少し多くなるかもしれませんね。
つまり、ひらがながキレイになれば、文章の7割がキレイになる、ということなんです。
そうすると、かなりも字の印象が変わってきますよね。
しかし、ひらがなは難しい
ひらがなは、たった50文字程度です。
一方漢字は、何千字もあります。
「練習なんて、ちょろいちょろい!」
そう思うかもしれません。が、
実は・・・・ひらがなって難しいんです。
その理由はいくつかありますが、
「曲線が多く、バランスが取りにくい」
というのがもっとも大きな理由だと思います。
私自身、非常に難しさを実感しました。
書家の岡田崇花先生も「ひらがなの上達には時間がかかる」とおっしゃいます。
そこで、四谷学院では「字源(字母)」を参考にして練習を行います。
「字源」とは、文字通りその字のモトになった字のこと。
単純にお手本を真似するよりも、
「ひらがなの元の漢字がこうだから、ココの部分ははねるのがきれい」と理解できると再現度も高くなりますよ。
ただし、これは大人だからできること。
元の漢字を知らないお子様の場合には、お手本をよく見て学びます。
漢字を分解するとカタカナになる
字源の話にもつながるのですが、ひらがなは漢字を省略したもの。
一方、カタカナはもともと漢字の一部なんです。
ですから、カタカナを学ぶということは、漢字を分解して学ぶことに近い、というわけ。
基本点画は、カタカナと漢字と共通しているところが多いので、最初にカタカナを練習するのは理に適っています。
添削課題は漢字かな混じりで
さて、定期的に提出していただくのが「添削課題」です。
通信講座の「要」ともいうべき、大切な学習要素ですね。
四谷学院の添削課題には、ほかにはない2つの特長があります。
最初にカタカナ、ひらがなを学んだあと、漢字の課題に入りますが、添削課題は漢字を書くだけではありません。
これまで練習したカタカナ、ひらがなも混じった「文章」で練習をします。
「1つの文字だった見たら、割と整ってると思うんだけど、文章になると途端にバランスが・・・」
という方も多いのではないでしょうか?
添削課題では、独学では改善しにくい「漢字・かなの混じった“文章全体”の添削指導」も行います。
1文字あたりのスペースのとり方、文字と文字の間隔(字間)、漢字とひらがなの関係性などなど、テキスト学んだことがきちんと実践できるように丁寧に指導します。
これには、驚かれる人も多いのでは
練習した字が上手に書けるのは当たり前なんです。でも、何百文字・何千文字という漢字を1つずつ練習していくのはとても無理ですよね。
だから、漢字に共通する「きれいのルール」を身につけて欲しいんです。
ルールがわかれば、習っていない字もきれいに書けるはず。
それを確かめていただくのが添削課題です。
「お手本がないから難しかった」
という感想をたくさんいただくのですが、ズバリそれが狙いです。
お手本を真似するのではなく、「きれいな字のルールをほかの字にも応用する」という練習をしていただきます。
たとえば・・・
「ヨコ画が多い字の注意点はどうだったけ?」
「画数が少ない“へん”のときのポイントは?」などなど。
練習の基本である「真似をする」ということから、さら一歩進んで学びます。
もちろん、添削課題の返却時にはしっかり指導しますので、復習も安心です。
きれいな字になるポイント:まとめ
カタカナ、ひらがなの数は決まっています。
ですから、これらが上達することであなたの字の印象ががらりと変わるでしょう。
「マネをする」だけでなくて、「字源を知る」「基本点画を知る」ことで再現度が高まります。
せっかく練習するのですから、自分の名前や練習した字だけでなく、家族の名前や会社名、年賀状をはじめとする季節のハガキ、のし袋などなど、いつでもどんな漢字・かなでも、自信をもって書けるようになりたいものです。
漢字の練習の際には「きれいな字のルール」を身につけましょう。
そうすることで、何百、何千ものすべての漢字について、きれいに書けるヒントを自分で見つけられるようになります。
通信講座できれいな字を身につけましょう。日本の文化や教養も学べます。
詳しくは、ホームページをご覧ください。