前の記事 » 
次の記事 » 

勝因は「時間がなかった」こと【合格体験記】

  公開日:2020/06/26
最終更新日:2020/07/01

※この記事は約4分で読めます。

こんにちは、四谷学院宅建講座の春野です。

今回は、昨年の宅建試験での合格体験記を紹介いたします。
宅建試験に挑戦したいけれど、勉強時間が取れるか心配…という方は多いと思います。
ぜひそんな方に参考にしていただきたい体験記です。

産後2ヵ月での受験に挑戦~Fさんの場合

大学の法学部を卒業したものの、法律系の資格は何も持っておらず、何か取りたいなと思いつつも長い年月が過ぎていました。
宅建資格は、法律系資格の中では比較的取りやすい国家資格と聞いていたので、受けるなら宅建にしようかなと何となく考えていました。

そんな時に第二子の妊娠がわかり、「子供が二人になったらいよいよ勉強時間が取りにくくなる。このあたりで心を決めなくては…!」と思ったのが最後の決め手でした。

最初はなかなかエンジンがかからず

宅建試験は10月。出産予定日は8月中旬でした。
標準学習期間が6か月とのことなので、一応4月から学習をスタート。
出産後はどれくらい時間が取れるかわからないので、出産前に一通り学習を進めておかなければ、と思うものの、仕事をしながら上の子の育児もあるので、時間に追われるばかりで、なかなかエンジンがかからず…。
やっとそれなりに時間を確保して勉強し始めたのは、産休に入った7月頃
テキストを丁寧に読み込んでいる時間はもうないので、さらっと目を通したらすぐに演習トレーニングに着手、問題を解きながらテキストを読んでいくような状況でした。
とりあえず全範囲を1周したあたりで、出産の日を迎えました。

試験2か月前はほぼ学習できず

産後の1か月間は、さすがに体を休めることを優先し、ほとんど勉強には手を付けていませんでした。
正直、勉強したいなと思うこともありましたが、私を休ませるために、家事育児を手伝いに来てくれている実家の母の手前、ここはおとなしく休むことにしました(苦笑)。
赤ちゃんと一緒に寝ながら、さすがに今年の受験は無謀だったかなぁと思ったりもしました。

試験1か月前、ようやくエンジンスタート

産後1か月後、そして宅建試験1か月前
自分が起きて動き回れる時間も増えてきたので、赤ちゃんのお昼寝中を中心にちょこちょこと勉強を再開。
といっても、まとまった時間はほとんど取れないので、細切れの時間を使って、出産前に頭に入れていた内容を思い出しつつ、ひたすら演習トレーニング
夜中に授乳に起きたついでに、5問だけやる、10問だけやる、などとにかくコツコツと進めました。
もう時間がないので、問題演習の数をこなすことを最優先に、わからない問題はどんどん解説を読み、テキストに戻って復習しました。

同じ問題を後でまた復習できる時間が取れるかはわからないので、いま完全に頭に入れなければ!ともう必死でした(笑)。
出産のエネルギーをそのまま勉強につなげてこられているのか、不思議とガッツに溢れていました。やはりちょっと無謀な受験だなとは思いつつも、受験料ももったいないし、ここまで来たら絶対に合格してやる!と気持ちだけはやたらハイでした(笑)。

試験1週間前くらいからは、法改正の重要な点や、苦手な単元の復習に充てるようにして、何とか演習トレーニングの正答率も上がってきました。
とはいえ、合格点が取れるほどかというとやはり厳しく…。
試験前日と当日は、主人にも協力してもらい、授乳以外の時間はできるだけ勉強させてもらいました。
まだやり残していたフォローアップテストなどをここでなんとか消化しました。
当日も、出かける直前まで勉強、ギリギリで授乳して家を出たのですが、駅までの道を歩いている途中で、自分の昼食をすっかり忘れていたことに気づき、試験会場の駅のベンチでコンビニのおにぎりを食べました。
本当にすべてがギリギリ…(笑)

そして試験本番

試験本番は、四谷学院のアドバイスに書いてあった通り、宅建業法から解きました。
ここまで来たらやるだけやるのみ!と時間配分をチラチラと気にしつつも集中して解いていきました。

直前にひたすら問題演習を積んだことが生きたのか、どんどん読み進め、肢を絞っていくことができ、終了前にざっと見直しをする余裕を持てました。

試験を終えて

結果、合格基準点に2点ほど余裕をもって合格することができました!
正直、受験「計画」というには無謀な状況で、よく合格できたなと思います。
でも、時間的な余裕がない状況だからこそ、自分の最大限の集中力を引き出せたような気がしています。
時間に余裕がある中での受験だったら、あそこまで直前期の追い込みもできなかったと思います。

今後は、FPなども勉強してみたいなと思っていますが、あえてまた忙しい時期に挑戦したほうが頑張れるだろうか、などと考えています(笑)。

 

 

Fさんの体験記、いかがでしたか?
時間がないときこそ、自分の最大限の集中力を発揮して学習、試験に取り組むことができたりするものです。
忙しさの合間に、コツコツと勉強することで、着実に力はついていきます。

「今は忙しいから」「今年は時間が取れなそうだから」と受験を迷っている方には、ぜひ思い切って挑戦してみてほしいです。

四谷学院の宅建講座では、初心者でも、まとまった時間が取れなくても、効率的に学習できます。
詳しくはホームページをご覧ください。


>四谷学院通信講座 宅建講座

 

前の記事 » 
次の記事 » 

 

同じカテゴリの記事  宅建試験情報  

 

感想をお寄せください

個別のお返事はいたしかねますが、いただいたコメントは全て拝見しております。いただいた内容はメルマガやブログでご紹介させていただくことがございます。掲載不可の場合はその旨をご記入ください。
お問い合わせはお電話(0120-428022)、またはホームページから承っております。

このページの先頭へ