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統計問題で頻出の「令和6年版土地白書」が公表されています

  公開日:2024/06/25
最終更新日:2024/06/21

※この記事は約4分で読めます。

こんにちは、四谷学院宅建講座の甲斐です。
今回は、令和6年(2024年)6月に国土交通省が公表した令和6年版土地白書を見ていきましょう。

土地白書には膨大な情報が掲載されていますが、宅建試験で出題されるのは、(1)土地の売買による所有権移転登記の件数土地取引件数)、(2)国土利用の概況・推移、(3)宅地供給量です。
これら3つを確実に押さえておきましょう!

令和5年度の宅建試験では出題がありませんでしたが、令和4年度の宅建試験では(1)について出題されています。

【令和4年度 問48 肢3】
令和4年版土地白書(令和4年6月公表)によれば、令和3年の全国の土地取引件数は約133万件となり、土地取引件数の対前年比は令和元年以降減少が続いている。

その他の統計情報については、下記のページをあわせてご参照ください。

統計問題で頻出の「令和5年建築着工統計」が公表されています

統計問題で頻出の「令和6年地価公示」が公表されています

土地の売買による所有権移転登記の件数(令和5年)

土地の売買による所有権移転登記の件数については、令和6年度の宅建試験では、令和6年版土地白書に掲載されている令和5年の情報が出題されます。

令和5年の土地の売買による所有権移転登記の件数は約129万件であり、前年が約130万件であったため、前年と比較して若干ですが減少しています。
もっとも、令和6年版土地白書では「ほぼ横ばいで推移している」と記載されていますので、これを押さえておけばよいでしょう。

国土利用の概況・推移(令和2年)

土地利用等の概況は、住宅地、工業用地等の宅地の面積が出題されることが多い傾向があります。
土地利用等の概況については、令和6年度の宅建試験では、令和6年版土地白書に掲載されている令和2年の情報が出題されます。
(なお、令和5年版土地白書にも令和2年の情報が掲載されており、情報のアップデートが行われていません。)
また、森林が全国土面積の約3分の2を占めていることも、あわせて押さえておくとよいでしょう。

住宅地・工業用地等の宅地の面積

令和元年:約197万ha ⇒ 令和2年:約197万ha(全国土面積の5.2%)

農地の面積

令和元年:約440万ha ⇒ 令和2年:約437万ha(全国土面積の11.6%)

森林の面積

令和元年:約2,503万ha ⇒ 令和2年:約2,503万ha(全国土面積の66.2%)

宅地供給量(令和4年度)

宅地供給量については、令和6年度の宅建試験では、令和6年版土地白書に掲載されている令和4年度の情報が出題されます。
平成26年度以降、宅地供給量は隔年集計になっていることもあって、上記の2つの統計情報に比べると、宅地供給量の出題頻度は低いです。

令和4年度の宅地供給量は、令和2年度に比べると減少しています。
もっとも、減少幅については、令和2年度が平成30年度比24.2%減であったのに対し、令和4年度が令和2年度比9.4%減であり、減少幅が縮小しています

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