こんにちは、四谷学院通信講座の甲斐です。
今回は、宅建試験(宅地建物取引士資格試験)と同じく、不動産に関する資格試験である管理業務主任者試験について簡単にご紹介します。

管理業務主任者とは

管理業務主任者とは、「マンションの管理の適正化の推進の関する法律」に基づき、マンション管理業者の従業者として、管理委託契約に関する重要事項の説明や、管理事務に関する報告などを行うときに必要となる資格です。

マンション管理業者とは、分譲マンションの管理組合から委託を受けて管理事務を行うことを事業としている企業です。管理事務を行う対価として管理組合から報酬の支払いを受けることで利益を得ています。

マンション管理業者は、分譲マンションの管理事務を行う場合、管理組合との間で管理委託契約を締結しますが、その締結前に重要事項の説明を行わなければなりません。
この重要事項の説明を行うことができるのは管理業務主任者に限定されています。
また、マンション管理業者は、定期的に、分譲マンションの管理事務に関する報告をしなければなりません。
この報告を行うことができるのも管理業務主任者に限られています。

管理業務主任者試験のスケジュール

管理業務主任者試験の例年の主なスケジュールは、下表のようになっています。
スケジュールや受験料などは変更される場合がありますので、定期的に「一般社団法人マンション管理業協会」が公表する情報を確認しましょう。
一般社団法人マンション管理業協会は、管理業務主任者試験の試験実施団体です。

【参照】「一般社団法人マンション管理業協会」トップページ
https://www.kanrikyo.or.jp/

宅建試験と大きく異なるのは、申込者が2万人弱であることから、試験地が全都道府県に存在せず、大都市圏などに限定されているという点です。
試験前日は会場付近のホテルに宿泊した方がよいケースもあるでしょう。
また、宅建試験から約1か月半後に管理業務主任者試験が実施されますので、同じ年に双方の試験に合格することも十分に可能です

管理業務主任者試験の出題範囲

管理業務主任者試験の出題範囲については、以下の(1)~(5)の項目に分けられています。
最も出題数が多いのは「(5)上記に掲げるもののほか、管理事務の実施に関すること」であり、その中でも区分所有法(建物の区分所有等に関する法律)及び標準管理規約からの出題が多いです。
宅建試験の出題範囲と重なる部分もありますので、宅建試験の合格レベルにある方であれば、試験対策を行いやすいといえるでしょう。

(1)管理事務の委託契約に関すること

8問程度が出題されています。
出題内容は、民法(「契約」及び契約の特別な類型としての「委託契約」を締結する観点から必要なもの)、マンション標準管理委託契約書などです。

(2)管理組合の会計の収入及び支出の調定並びに出納に関すること

4問程度が出題されています。
出題内容は、簿記、財務諸表論などです。

(3)建物及び附属施設の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整に関すること

12問程度が出題されています。
出題内容は、建築物の構造及び概要、建築物に使用されている主な材料の概要、建築物の部位の名称等、建築設備の概要、建築物の維持保全に関する知識及びその関係法令(建築基準法、消防法等)、建築物等の劣化、修繕工事の内容及びその実施の手続きに関する事項などです。

(4)マンションの管理の適正化の推進に関する法律のこと

5問程度が出題されています。
出題内容は、マンションの管理の適正化の推進に関する法律、マンション管理適正化指針などです。

(5)上記に掲げるもののほか、管理事務の実施に関すること

21問程度が出題されています。
出題内容は、建物の区分所有等に関する法律(管理規約、集会に関すること等管理事務の実施を行うにつき必要なもの)などです。

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