初めてペン字を学ぶ方のために!続けられるペン字練習法

  公開日:2019/10/29

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こんにちは、四谷学院の土田です。

これまで色々なペン字の勉強を試してきました。好奇心の赴くままに、1回だけのお試しも含めれば、本当にもう色々やってみました・・たくさん挫折しており、挫折の数なら負けない!?という感じです…自慢になりませんが。

この記事では、挫折いっぱいの私が、初めてペンの通信講座で学ぶ方のために「続けられるペン字講座の特徴」を3つに絞ってお伝えいたします。

添削課題を受けられるものが断然続く

ペン字の自宅学習にはいくつかの方法があります。簡単に試せる主な方法は、この3つです。

(1)書店で教材(市販)を購入する
(2)競書誌を活用する
(3)通信講座を受講する

1つずつ説明しますね。

書店で教材(市販)を購入する

市販の教材を使っての独学は、一番イメージしやすいですよね。数百円のテキストもありますから、手軽にスタートできるというメリットもあります。
しかし・・・これで上達できる方はほんの一握りだと思います。もともと素養があるとか、一度どこかできちんと習ったことがあるとか・・・
私はこの「なぞるだけ」「繰り返し」の練習では上達できませんでした。
上達するための練習ができなかったという方が正しいと思います。途中で、飽きてしまうんです・・・手も痛くなるし、何度も書いても上手になっている感じがしない。なので続けられませんでした。
何度も色々なテキストでチャレンジしたんですけど・・「続かないは教材が悪いせいだ!」と思ったんです。でも色々なタイプのもの(実用、名文、ひらがなだけ、など)を試しましたが、最後までやれたものはありませんでした。でも色々試せて楽しかったです。笑

ということで、個人的には、初めてペン字をやって見たいという方には、あんまりオススメしません。これで上達する方ももちろんいらっしゃると思います!だから、一度試してみてもいいと思います。それで上達すれば、うれしいですよね!

競書誌を活用する

「競書誌」というのを聞いたことがない、という方も少なくないと思います。主に書道団体で定期的に発行される雑誌のことをです。誌面で課題となるお手本が提示され、〆切までに自分で練習して所定の用紙で提出。その出来によって段級位が認定されます。翌号の誌面には、名前や昇級・昇段の有無が発表されますが、特に優秀な作品は写真で公開されることもあります。
書店では購入できなくて、書道団体に直接申し込むタイプが多いですね。そのため、書道教室に通いながら変更して競書誌にも提出する、という方が多いのかもしれません。

私も同様でした。忙しくて教室に通えなくなってからも競書誌だけは続けていました。しかし、またまた挫折しました。
というのも、競書誌だけは「指導してもらえる機会がない」からです。毎月のお題を自分で練習して、そして提出、もしも昇級できなければ来月も同じ級で再提出・・・。昇級できない月が続くと、すごくつらいです。どうしたらいいか迷子になった気持ちです。それで、3回くらい昇級できなくて、ここで挫折してしまいました。残念でした…
自力で練習するのが前提なので、競書誌のみでの練習は初心者にはハードルが高いかもしれません。
自分で練習できるのであれば、目標もはっきりしていますし、費用も掛からないので一番長く続けられる方法だと思います。毎月、競書誌が届きますから、季節に合った文章が選ばれていて、先生のお手本など眺めているだけでうっとりできます。教養も身につくと思いますよ。

通信講座を受講する

まず結論から言っちゃいましょう。
通信講座の受講は、初心者の方には最もおすすめします!
理由はいくつかありますが・・・

まず1個目。受講期間が決まっているので、「まずは1年だけ頑張ろう」という目標ができます。書道教室や書籍での勉強だと、ダラダラしてしまいがちなので(私は特に・・・)、期限が決まっているというのは私的には、よいプレッシャーになりました。

2個目は、添削課題があることです。「出さなきゃ!」「元、とらなきゃ!」って気持ちのなりますので、慌てて練習して出します(笑)。私は、1か月に2回出すという目標を立てたので、それをクリアするために頑張りました。これがうまいことに、「あ~やらなきゃな」とだらけた気持ちになったタイミングで、前回出した添削課題が返却されます。そこでまたエンジンがかかります!しかも褒められたり、直されたりするので、「一人じゃない」「応援してもらった」と気分がよくなりますよ!単純なことですが、本当です。
添削課題を出す、返却される、というサイクルで、モチベーションをキープしやすかったですね。

3個目は、修了証がもらえることです。ちなみに私はそれに飽き足らず、「硬筆書写技能検定を取りたい!」と思うようになりました。
がんばると、がんばった証が欲しくなるんですよね。1年たたずに全部提出できたので、かなり達成感がありました。そして次の目標も見つかったので、また楽しくがんばれそうです。

飽きっぽい私でも続けられた通信講座

予備校でも知られる四谷学院の「55段階ボールペン字講座」です。

動画付きでリズムを体感できます。
私の場合は、すっごくゆっくり書くタイプだったので、先生が字を書く動画を見て「え?こんなにゆっくりなの?あれ、でもここは早い?」と発見も多かったです。
ものすっごくかるーくペンをもって書かれているのも驚きでした。(詳しくは動画をご覧になってくださいね)

気になる添削課題は、全部で18回です。めちゃくちゃ多いです。月に2回提出!という目標を立てた理由もお分かりになると思います。
最初の第1回添削課題は自分の名前なので、練習しなくても出せました。2回分まとめて提出しちゃったときもありましたよ。そのあたりは通信講座は自由度が高いので、とても楽ちんです。
55段階なので1年で終わる目標だから…1か月に5段階進めればいいな、とか計算もしやすかったです。

詳しくはホームページでどうぞ。

初学者にオススメのペン字勉強法-まとめ

ということで、私が初心者の方におすすめするペン字の勉強方法は添削指導を受けることのできる通信講座の受講です。
通信講座にも色々ありますが、添削指導に力を入れている講座だと、続けやすいと思います。続けることができれば、その分上達もしやすくなると思います。

ていねいな添削指導を受けられる通信講座で勉強するといいよ!というお話を以前にしています。こちらも参考にどうぞ!

きれいな字になるには?「上達のコツ」は「続けるコツ」

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