こんにちは、四谷学院宅建講座の春野です。

今回は、昨年の宅建試験での合格体験記を紹介いたします。
宅建試験に挑戦したいけれど、勉強時間が取れるか心配…という方は多いと思います。
ぜひそんな方に参考にしていただきたい体験記です。

産後2ヵ月での受験に挑戦~Fさんの場合

大学の法学部を卒業したものの、法律系の資格は何も持っておらず、何か取りたいなと思いつつも長い年月が過ぎていました。
宅建資格は、法律系資格の中では比較的取りやすい国家資格と聞いていたので、受けるなら宅建にしようかなと何となく考えていました。

そんな時に第二子の妊娠がわかり、「子供が二人になったらいよいよ勉強時間が取りにくくなる。このあたりで心を決めなくては…!」と思ったのが最後の決め手でした。

最初はなかなかエンジンがかからず

宅建試験は10月。出産予定日は8月中旬でした。
標準学習期間が6か月とのことなので、一応4月から学習をスタート。
出産後はどれくらい時間が取れるかわからないので、出産前に一通り学習を進めておかなければ、と思うものの、仕事をしながら上の子の育児もあるので、時間に追われるばかりで、なかなかエンジンがかからず…。
やっとそれなりに時間を確保して勉強し始めたのは、産休に入った7月頃
テキストを丁寧に読み込んでいる時間はもうないので、さらっと目を通したらすぐに演習トレーニングに着手、問題を解きながらテキストを読んでいくような状況でした。
とりあえず全範囲を1周したあたりで、出産の日を迎えました。

試験2か月前はほぼ学習できず

産後の1か月間は、さすがに体を休めることを優先し、ほとんど勉強には手を付けていませんでした。
正直、勉強したいなと思うこともありましたが、私を休ませるために、家事育児を手伝いに来てくれている実家の母の手前、ここはおとなしく休むことにしました(苦笑)。
赤ちゃんと一緒に寝ながら、さすがに今年の受験は無謀だったかなぁと思ったりもしました。

試験1か月前、ようやくエンジンスタート

産後1か月後、そして宅建試験1か月前
自分が起きて動き回れる時間も増えてきたので、赤ちゃんのお昼寝中を中心にちょこちょこと勉強を再開。
といっても、まとまった時間はほとんど取れないので、細切れの時間を使って、出産前に頭に入れていた内容を思い出しつつ、ひたすら演習トレーニング
夜中に授乳に起きたついでに、5問だけやる、10問だけやる、などとにかくコツコツと進めました。
もう時間がないので、問題演習の数をこなすことを最優先に、わからない問題はどんどん解説を読み、テキストに戻って復習しました。

同じ問題を後でまた復習できる時間が取れるかはわからないので、いま完全に頭に入れなければ!ともう必死でした(笑)。
出産のエネルギーをそのまま勉強につなげてこられているのか、不思議とガッツに溢れていました。やはりちょっと無謀な受験だなとは思いつつも、受験料ももったいないし、ここまで来たら絶対に合格してやる!と気持ちだけはやたらハイでした(笑)。

試験1週間前くらいからは、法改正の重要な点や、苦手な単元の復習に充てるようにして、何とか演習トレーニングの正答率も上がってきました。
とはいえ、合格点が取れるほどかというとやはり厳しく…。
試験前日と当日は、主人にも協力してもらい、授乳以外の時間はできるだけ勉強させてもらいました。
まだやり残していたフォローアップテストなどをここでなんとか消化しました。
当日も、出かける直前まで勉強、ギリギリで授乳して家を出たのですが、駅までの道を歩いている途中で、自分の昼食をすっかり忘れていたことに気づき、試験会場の駅のベンチでコンビニのおにぎりを食べました。
本当にすべてがギリギリ…(笑)

そして試験本番

試験本番は、四谷学院のアドバイスに書いてあった通り、宅建業法から解きました。
ここまで来たらやるだけやるのみ!と時間配分をチラチラと気にしつつも集中して解いていきました。

直前にひたすら問題演習を積んだことが生きたのか、どんどん読み進め、肢を絞っていくことができ、終了前にざっと見直しをする余裕を持てました。

試験を終えて

結果、合格基準点に2点ほど余裕をもって合格することができました!
正直、受験「計画」というには無謀な状況で、よく合格できたなと思います。
でも、時間的な余裕がない状況だからこそ、自分の最大限の集中力を引き出せたような気がしています。
時間に余裕がある中での受験だったら、あそこまで直前期の追い込みもできなかったと思います。

今後は、FPなども勉強してみたいなと思っていますが、あえてまた忙しい時期に挑戦したほうが頑張れるだろうか、などと考えています(笑)。

 

 

Fさんの体験記、いかがでしたか?
時間がないときこそ、自分の最大限の集中力を発揮して学習、試験に取り組むことができたりするものです。
忙しさの合間に、コツコツと勉強することで、着実に力はついていきます。

「今は忙しいから」「今年は時間が取れなそうだから」と受験を迷っている方には、ぜひ思い切って挑戦してみてほしいです。

四谷学院の宅建講座では、初心者でも、まとまった時間が取れなくても、効率的に学習できます。
詳しくはホームページをご覧ください。


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