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こんにちは、四谷学院の夏目です。

通信講座には「課題」がつきものですが。
この課題、ただの知識の確認だけではもったいないですよね。

せっかく通信講座で学ぶのだから、もっと積極的に学びたい!
そう思う方も多いのではないでしょうか?

四谷学院では、受講者が主体となり学習を進めていく「アクティブラーニング」としての課題を準備しています。
心理学入門講座の独自の課題「ケーススタディ」について解説していきます。

ケーススタディ方式の課題で思考訓練

「心理学入門講座」では、全部で9回の添削課題があります。
そもそも・・・・四谷学院の通信講座は、趣味やゲームの範囲での「心理学」ではなく、本格的に心理学を学ぶ人のための入門講座。
だから、添削課題もかなり本格派です。

臨床の場を想定した課題について実験・考察・検証し、レポートにまとめていくという、論文型の課題です。

とはいえ、難しく考えすぎなくてもOKです。
○×問題や用語を答える、いわゆる知識問題とは異なり、自分で考える練習ができるんです。

「へえ、心理学の研究ってこんなことをするんだ!」と、イメージしやすくなっています。

実践的な課題で心理学的思考を磨く

四谷学院の添削課題は、「大学のゼミ」をイメージしています。
授業を聞いて、テーマを与えられ、それについて自分で考えたことを書く、というものですね。
もちろん、テキストにはヒントが書かれていますよ。

心理学的思考と感覚を養成することを目的としています。

テキストや問題集でで学んだ知識が、実際の臨床現場でどのように使われるのかが体感できる実践的な課題なんです。

仮説を立てて考える練習

心理学的思考と感覚とは、どんなものでしょうか?
具体的に、添削課題の第7回を例に、解説していきましょう。

添削課題 第7回
あるテーマに対して、仮説を立て、それを検証する
テーマ:携帯電話への依存について。

「依存」という言葉からは、
「生活に支障が出る」「対人関係に支障が出る」「不安が高まり情緒面で支障がでる」
といった具体的なイメージが浮かんでくると思います。

そうしたイメージをもった上で、仮説を立てていきます。

たとえば、こんな仮説があげられます。

・若い人ほど依存度が高い。
・社会人より学生の方が、依存度が高い。
・男子より女子の方が依存度が高い。
など

仮説を立てるときのポイント
具体的に測定ができるような仮説を立てましょう。
現実的な方法も合わせて考えます。

この仮説を立て、実証できる方法を考案し、仮説を実証するという流れは、実際の研究に近い内容になっています。

もっと、具体的に考えよう

検証において、対象者の選定は大変重要です。「仮説を検証する」という目的に合うグループを考える必要があります。
もしも年齢別に調べたいなら、色々な年齢群(10代、20代~60代までなど)が必要ですし、社会人と学生を比べるなら、それぞれ同程度の人数が必要です。男女で比べるならば、同数必要となるでしょう。

さらに、測定にあたっては、何を測定するか、仮説との整合性を考えます。
仮説で依存度を「生活に支障をきたす程度」と定義づけたなら、携帯電話の使用が、睡眠時間や学業、仕事にどの程度の影響があるか、といった点を調査したり、依存度を「不安感の強さ」と定義づけたなら、携帯電話がない状況でどの程度の不安を感じるか、たとえば「とても不安に思う」から「全く不安を感じない」まで、5段階評価の質問に答えてもらうなどして、不安の程度を測定するのもいいかも知れません。

本格的に心理学を学びたい方の入門講座

いかがですか?
なかなか、一筋縄ではいかないような難しい課題と感じたのでは?

もちろん、こちらは「第7回」の課題です。いきなり難しい課題にチャレンジするわけではないので、ご安心ください。

少しずつ、知識と思考力を磨いていくのが、「心理学入門講座」の目的です。

添削課題も後半戦になると、ずいぶんケーススタディ式のレポート作成にもなれてくることでしょう。
あなたの学習の成果、講座を通じて培った知識や心理学的思考を試す、いい機会となります。
心理学的思考を身に付けることは、プロの心理職を目指すための必要なステップです。

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上位資格の取得や臨床心理士指定大学院を目指しているけれど、心理学については初心者、という方にうってつけの講座です。
くわしくは、ホームページをご覧ください。

四谷学院 心理学入門講座
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