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FP(ファイナンシャルプランナー)の合格率・難易度

FP(ファイナンシャルプランナー)の合格率・難易度

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ポイント FP試験の合格率は40%程度。波があるが、試験自体の難易度に波があるわけではない
FP協会の実技は難しくないが、実務経験がある場合はきんざい受検もアリ
合格のポイントは学科試験を突破する力を身につけること

これがFP(2級/AFP)の合格率だ!

■出典:日本FP協会発表の数値

試験年・月 学科/実技 受験者数 合格者数 合格率 一発合格率
平成30年1月 学科 20,826 9,502 45.63% 42.16%
実技 17,191 9,877 57.45%
平成29年9月 学科 18,994 9,083 47.82% 44.01%
実技 15,512 9,050 58.34%
平成29年5月 学科 18,015 7,465 41.44% 36.07%
実技 13,197 6,175 46.79%
平成29年1月 学科 21,626 8,527 39.43% 39.36%
実技 17,308 11,054 63.87%
平成28年9月 学科 18,504 7,423 40.12% 37.48%
実技 14,153 7,161 50.60%
平成28年5月 学科 17,063 6,649 38.97% 39.25%
実技 13,102 7,690 58.69%

上記を見ると、FP(2級/AFP)の試験の合格率はおおむね40%程度ということがわかります。
試験の回によっての多少波がありますが、あまり気にしなくてかまいません
もちろん問題が違うので、多少の違いはあるでしょう。ただ、試験問題を分析している限り、試験そのものの難易度が試験月で異なるわけではないようです。
しいて言えば、試験実施月ごとの違いとして、たとえば「9月の試験からその年の4月の法改正が出るので対策が大変」といったことはあります。それでもきちんと対策すれば合格できる試験であることは間違いありません。

FP(2級/AFP)の合格率って高いの?低いの?

FPの合格基準は60%。60点満点の学科試験なら36点以上、100点満点の実技試験なら60点以上です(試験については、FPの試験内容で詳しく説明しています)。
合格率がおおむね40%程度ということは、学科・実技の両方とも、一回で60%を超えて合格できる人が10人に4人くらいということです。
2級・AFPの合格率がこれがどの程度なのか、FP3級や1級といったFPの中でもレベルが異なる試験や、FPを目指す方が並行して検討することの多い資格試験(宅建、簿記)と比べてみましょう。

■FP 資格のレベル間比較
まず、FP(2級/AFP)よりもやさしい(下位資格)、FP3級について、どの程度の難易度なのか見てみましょう。

・FP3級:70~80%(平成29年度)
https://www.jafp.or.jp/exam/syutoku/result/290503.shtml

FP(2級/AFP)よりぐっと難易度が下がりますね。大半の人は合格する印象です。


一方、上位資格となるCFPや1級はどうでしょうか。

・CFP:7.7%(平成29年度)
https://www.jafp.or.jp/aim/cfp/cfp_exam/cfp_result/h2902c.shtml
・FP1級:10~15%(平成29年度)
http://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/result-fp

こちらは一気に難しくなっているのがわかります。

FP3級は、社会人経験がそれなりにある方なら無勉強ですら合格できるかもしれません。
これが2級・AFPになるときちんと対策する必要が高くなってきます。ただし、きちんと対策すれば一発で合格できます。
その上の1級やCFPになるとその分野のプロフェッショナルとしてのレベルになるので、相当難易度が上がり、何年もかけて合格する人がザラにいるような状況です。

■FPを目指す方が比較的並行して取得しやすい資格との比較
「FPをどうしても取りたい」というわけではなく、「役に立つ資格を取りたい」と思ってFPにたどり着かれる方も多いようです。
そうした方が、FP資格と並行して検討する資格には簿記や宅建(宅建士とも。正式名称は宅地建物取引士)があります。

これらの資格試験の合格率と比べてみましょう。

・簿記3級:41%程度
・宅建(宅建士):16%程度

簿記は、経理実務担当者としてなら2級以上を求められることが一般的ですが、社会人として役に立つ知識を身につけたいということでしたら、3級でも役に立ちます。FPに比べるとやや合格率が高い印象ですね。ただ、もちろん簿記3級だけの知識で、経理の担当者とは言いがたいでしょう。FP3級を取得しても、FPとして実務がしにくいのと同じです。
一方、宅建はFPに比べると、合格率はぐっと低くなっています。また、不動産業界で特にニーズの高い資格です。不動産業などには、5人に1人は宅建の保有者を置かなければいけない決まりになっているからです。

これらを見ると、FP(2級/AFP)は難易度の割に活躍の幅が広いオイシイ資格と言えるかもしれません。2級とAFPを保有して、銀行や保険会社の相談窓口で活躍している方はたくさんいますし、FPとして雑誌などで名の知れた先生もCFPではなくAFPということもあります(AFPで、基礎となる提案力は学ぶことができるからです)。

ほかにもFPを取って、その後簿記や宅建などへキャリアを横展開して活躍している人もたくさんいらっしゃいます。

FP協会ときんざいの合格率の違い?

ところで、FPの試験実施団体には「日本FP協会」と「きんざい」の2種類があります。
試験団体によって何が違うかというと、実技試験が違います。FP協会の実技試験は「資産設計提案業務」という科目名ですが、ほかにきんざいの実施する実技試験科目がいくつかあるのです。
そうなると、どの実技試験の合格率が高いのか、気になりますよね?
参考までにFP2級の実技試験ごとの合格率は次のようになっています。

■出典:きんざい協会発表の数値

試験年・月 学科/実技科目 受験者数 合格者数 合格率
平成30年1月 学科 39,614 11,304 28.53%
実技-個人資産相談業務 19,479 6,180 31.72%
実技-中小企業主資産相談業務 2,647 1,259 47.56%
実技-生保顧客資産相談業務 7,954 3,993 50.20%
実技-損保顧客資産相談業務 - - -
平成29年9月 学科 35,566 10,747 30.21%
実技-個人資産相談業務 16,059 8,238 51.29%
実技-中小企業主資産相談業務 2,194 1,096 49.95%
実技-生保顧客資産相談業務 7,533 2,824 37.48%
実技-損保顧客資産相談業務 369 267 72.35%
平成29年5月 学科 35,047 8,710 24.85%
実技-個人資産相談業務 15,803 5,389 34.10%
実技-中小企業主資産相談業務 - - -
実技-生保顧客資産相談業務 7,889 3,311 41.96%
実技-損保顧客資産相談業務 - - -

これは、特定の実技試験が合格しやすいというわけではありません。ただ、この後説明するように、受験する人の業界分野によって、多少合格率の違いが出ているかもしれません。

ちなみに四谷学院通信講座が対応している実技試験は、FP協会の「資産設計提案業務」ですが、たとえば生命保険会社の営業をされている方が四谷学院で対策して、きんざいの「生保顧客資産相談業務」を受検することも可能です(出願をきんざい経由で行っていただくだけで、手間はあまり変わりません)。
実際にそちらで合格されている方も多数います。

高い合格率のカラクリと、実際に合格するためのポイントは?

FP協会ときんざいの合格率で注目すべきは、実技試験ではなく学科試験のほうです。それは、FP協会もきんざいも学科試験は同じ内容だからです。両者の学科試験の合格率を見ると・・・FP協会のほうが高くなっていますね。
これは一体、どういうことでしょうか?

結論めいたことを先に言ってしまうと、「学科試験の合格こそがFP試験合格の鍵を握っている」のです。
少しうがった見方かもしれませんが、特定の分野にだけは(実務経験があって)強い人では合格できず、その結果、きんざいの学科合格率が下がってしまっているのかもしれません。(実技試験合格率に波があるのもこれと同じ話かもしれません。)

具体的にはこういうことです。
生命保険会社に勤めているAさんが、会社で「FPの資格を取りなさい」といわれて勉強を始めてみた。
でも正直なところ、自分の得意分野以外はからきしわからない。ただ、会社の手前、試験は受けなければならない。
きんざいの実技(生保顧客資産相談業務)なら受かるかもしれないと思い、幸い実技は合格したが学科になかなか合格できない。

多少違えども、全国にはそういうケースがゴマンとあるのでしょう。
まずは学科合格を視野に入れるのが対策のコツというのは、多少業界の知識がある人でさえそうなのですから、初めてFPに取り組む場合はいっそう注意したいポイントです。

試験内容についてはこちらの記事も参照してください。

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