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仕事や接客で英会話が必要な人、必見。超カンタン、たった1語であなたの英語の”格”を上げる!

  公開日:2017/09/17
最終更新日:2020/07/31

※この記事は約4分で読めます。

こんにちは、すらすら話せる55段階式英会話のJuneです。

先日、同僚のスタッフがこんなことを言っていました。
「Thomas先生が、わたしに ”イエス、マアム” って言うときがあるんですよね。
わたしって、そんなに老けてみえますか?

同じように、海外旅行などに行って接客を受けるとき

「エクスキューズ ミー、マアム?」

などと言われて、「私、そんなにトシとってないのに、なんで!?」とか「わたし、子どもいませんけど?」と思った方はいませんか?
もしくは、さほど気にせずに聞き流していたとか・・・。

今日は、一緒に「マアム」をおぼえて、たった1語であなたの英語を”格上げ”したいと思います。

「マアム」の正体はこれ。使えるようになると仕事や接客でも便利です。

「イエッサー!」という言葉は聞いたことがあると思います。
英語で書くと、「Yes, sir!」ですね。
「イエス、マアム」は、これと対になる言葉なんです。
「マアム」を英語で書くと ma’am 。

発音すると、「メエム」のような感じです。
それぞれ、意味をみてみましょう (LONGMAN辞書より)。

sir = spoken used when speaking to a man in order to be polite or show respect
(男性に話しかけるとき、礼儀ただしさや敬意を示すために用いられる語)

ma’am = American English spoken used to address a woman in a polite and respectful way
(アメリカ英語で、礼儀正しく敬意をもって女性をよぶときに用いられる)

British English spoken used to address the Queen or another woman in authority
(イギリス英語では、女王や権威ある女性をよぶときに用いられる)

ma’amの使い方は、アメリカとイギリスでは違うようですね。
「sir」「ma’am」は、日本語での「様」にあたる、「敬称」というわけですね。
「様」には性別がありませんがから、これらは日本語にはない概念なのです。

「ma’am」の語源は「madam(マダム)」。
「マダム」というのは、原則的には既婚女性に使う言葉ですが、日本でのイメージ的には年配のご婦人の呼称に使われることが多く、そのイメージで定着したようです。
しかし、英語圏の「ma’am」は、年齢には関係なく「成人女性に対する敬称」です。

パッと見、成人しているかどうかわからない場合でも、「ma’am」。(見るからに子ども、という場合は使いませんが)
18,9歳くらいの未成年に対しても、接客のときは「ma’am」とよぶ。海外では、それが当たり前です。

ですから、「おかあさん」という意味の「mom」でもありませんし、日本で「マダム」という言葉から想起されるような「年配の女性」を暗に意味するわけでもないんです。

sir/ma’amの使われ方は?実際のシーンを想定してみましょう

では、いざ実際につかうシーンを想定した会話例をみていきましょう。
といっても、「Excuse me,」「Thank you,」「Yes,」のあとに sir や ma’am をつければいいだけなので、簡単です。

お仕事や海外旅行で使えば、あなたの英語の印象が変わりますよ。

●接客シーンで

店員: Ma’am, may I help you?
   (お客様、何かおさがしでしょうか)
お客: Thank you, I’m just browsing now.
   (ありがとう、今は見ているだけなので)
店員: Please let me know if you need anything.
   (何かありましたらお呼びください)

●ビジネスのシーンで

  

上司: Let’s make a copy of this.
   (これコピーしようか)※指示の意味合いでも「Let’s」が使われます
部下: Yes, sir.
   (かしこまりました。)

●海外旅行のシーンで

乗客1: Excuse me, ma’am. I think you are in my seat.
    (すみません、私の席にお座りのようなのですが)
乗客2: Really? Oh, I’m so sorry about that.
    (本当ですか。あぁ、これは申し訳ありません)

ごらんのように、sir や ma’am にあたる部分は、訳文にはまったくでてきません。
それなのに、たったの1語をプラスするだけで、上品な英語になるんです。
ものすごくカンタンな格上げ表現 ですよね。
ぜひ、今日からさっそく取り入れてみてください。


>四谷学院のすらすら話せる55段階式英会話

 

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