「不幸中の幸い」って、英語で何て言う?~プチ英会話~
公開日:2017/11/15
最終更新日:2020/07/13
こんにちは、すらすら話せる55段階式英会話のJuneです。
今日は、ちょっとした英語表現についてシェアしたいと思います。
不幸中の幸い、って英語で何て言う?
講師のThomasとちょっとしたスモールトークをしていたときに、「へぇ」と思ったのが、この「不幸中の幸い」という表現です。
話の流れ的に「あまりよくないことの中でも、良かったことは…」と言っているように思えました。
そこで、どういう意味なのかを質問をしてみたところ、第六感は的中。
まさに「不幸中の幸い」、という意味で使っていたんです。
⇒ silver lining
銀の線、という意味ではありません。
”lining”には、”裏地”という意味があります。
でも、”銀の裏地”がなぜ”不幸中の幸い”という意味になるのか?
ちょっとわからないですね。
おおもとのフレーズ ↓ を確認してみましょう。
⇒ Every cloud has a silver lining.
直訳すると、”すべての雲は、銀の裏地をもっている”。
少し意訳すると、”どの雲にも明るく輝く面がある”となります。
暗いこと・よくないことの中にも良いことがある⇒”不幸中の幸い” という意味で使えるフレーズなのです。
たとえば、文中だとこんなふうに使えます。
There was a silver lining for the president; the worker in the factory were all in safe.
(社長にとって不幸中の幸い、それは工場の従業員が全員無事だったことだ。)
My English is still poor, but a silver lining is that I finally started to enjoy speaking English.
(英語はまだヘタだけど、ひとつ良いことは、ようやく英語を話すのが楽しくなってきたことです。)
「不幸中の幸い」を英語で。その他の表現は?
他にも、似た表現があります。
①「もっとひどいことになっていたかもしれない」
こんな意味で、It could be worse.ということもできます。
たとえば、交通事故にあった人が、「このくらいのケガで済んで良かった」と言いたいときなんかにつかえますね。
②「唯一のなぐさめは・・・」
”consolation” という単語をご存じですか?
”なぐさめ”という意味で、他の単語と組み合わせて使えます。
only consolation in bad luck / unfortune ⇒ 不運の中の唯一のなぐさめは
only consolation in misery ⇒ みじめさの中の唯一のなぐさめは
only consolation in sadness ⇒ 悲しみの中の唯一のなぐさめは
only consolation in loneliness ⇒ 孤独の中の唯一のなぐさめは
The only consolation in loneliness is her mother.
(孤独の中の唯一のなぐさめは、母親だった)
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