子どもの日の由来と「児童憲章」

公開日:2020年4月28日

こんにちは、四谷学院の保育士の野本です。

さて、ステイホームのさなかですが、ゴールデンウィーク5月5日は子どもの日ですね。子どものころは、こいのぼりを上げたり、柏餅を食べたり。おもちゃを買ってもらったり……。私の中では、好きなお休みベスト1でした。笑

そんな子どもにとって楽しいこと尽くしの子どもの日ですが、
なぜ5月5日が祝日なのかご存じですか?
実は保育士試験と関係の深いアレがきっかけです。考えてみてください。

5月5日が祝日なわけは?

正解は……! 
「児童憲章」が制定された日だからです。

児童憲章、何だったか覚えてますか?
「あ、習ったことがある!」
という方は自分に説明してみてください!
「聞いたこともない……」
という方は試験頻出内容なのでこの機会に押さえておきましょう。

児童憲章とは何か?

「児童憲章」とは、1951年にすべての児童の幸福をはかるために制定されたものです。

一文を抜いてみますね。

「われらは、日本国憲法の精神にしたがい、
児童に対する正しい観念を確立し、
すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。
 児童は、人として尊ばれる。
 児童は、社会の一員として重んぜられる。
 児童は、よい環境の中で育てられる。」

独特な表現ですので、試験に出たら、「あ!児童憲章だ」と気づきたいところです。

2つのポイント

この「児童憲章」関連で、押さえておきたいことは2つあります。

まず一つ目は、法的拘束力を持たないということ。
二つ目は、児童権利宣言の採択という国際的な動きよりも前に日本国内で宣言がなされたということです。
では、またまたシンキングタイムです。

児童権利宣言とはなぜ採択されていて、どういった内容のものだったでしょうか?

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答え合わせをしましょう。

第二次世界大戦で子どもを含めた多くの人命が失われ、「人権」尊重の機運が高まりました。
そして、1948年世界人権宣言が国際連合で採択され、これを踏まえて1959年に採択されたのが「児童の権利に関する宣言(児童権利宣言)」です。これをきっかけに、子どもも権利の主体として国際的に認められたのですが、これもまた宣言であるため法的拘束力を持ちませんでした。
そして、この児童権利宣言から30年後の1989年についに、条約が示されます。それが「児童の権利に関する条約」でした。日本はこれを1994年に批准しています。

さて、話が広がりすぎましたので戻します。

「児童の権利宣言」→→→1959年
「児童憲章」→→→→→→→→→1951年

確かに、日本国内での動きのほうが先にされていることが確認できましたね。

ちなみに「児童憲章」は先ほど一文を抜き出した通り、「日本国憲法の精神にしたがい」制定されています。「日本国憲法」が施行されたのは、1947年5月3日。そう!5月3日は憲法記念日です! 制定された年度は違います(もとになる日本国憲法のほうが先にできていますね)が、お休みの日付をきっかけに、「日本国憲法が先、児童憲章が後」と理解できるといいでしょう。

保育士試験受験生の方は、お休みの由来に思いをはせながら、ぜひ復習をしてみてくださいね。

なお、今回の記事では年号も紹介しましたが、年号や制定日を細かく暗記する必要はありません。説明した流れやどっちが前でどっちが後だったかをしっかり押さえておければ大丈夫です。
こちらの記事も参考になさってくださいね。

保育士試験では年号暗記は不要です!並び替え問題「攻略のコツ」

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